アニメ
絶賛放送中の『オカルティック・ナイン』がものすごく面白い。普段、各エピソード単位で公開しない限りあまり終了前のアニメについて書くことはないのだけど、視聴者が“追い詰められた”感覚を覚える(少なくても僕は)作品を覚書レヴェルでも残しておくこと…
今回の『ビビスト』本当に素晴らしかった。本作はこれまで『なのはシリーズ』のスピンオフであることを主張するかのように、リンネとフーカの物語に注力を置いていた。しかし、今回のエピソードは『なのはシリーズ』という軸にあることを踏まえ、過去作に敬…
『NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿』と『ユリイカ2016年11月号 特集=こうの史代』見て(読んで)、考えることがあったので少し残しておく。『NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿』ドワンゴの川上会長とのいざこざで話題になっており、鈴木敏夫の策略だと…
今年はアニメ映画がたいへん賑わっている。新海誠監督『君の名は。』が興収200億円が見えてきてポスト宮崎と呼ばれたり、『聲の形』も大ヒットしている。ツイッターなどを見ていてもアニメファンのみならず、広い層に受け入れられていると感じる。そして、ク…
『響け!2』これまではあまりハッとすることがなかったんですが、5話本当に素晴らしい回でした。絵コンテ:三好一郎(木上益治)、石原立也と京アニ経営陣による2人コンテ体制が功を奏したと言っていい感じだろうか。また演出は三好一郎(木上益治)。光と時…
今季全アニメ見ているわけではないですが、自分の心をつかんで離さない私的今季ナンバーワンアニメこと『ビビスト』の3話感想。これまで喧嘩番長(フーカ)が格闘技界に殴り込みにきた1話。そしてナカジマジムの普段の日常を描いた2話。1話→2話に進むうえで…
気がつけば早いもので『まどマギ叛逆の物語』から3年*1近く経っている。2013年は宮崎駿の『風立ちぬ』や高畑勲の『かぐや姫の物語』とジブリの重要作品が公開された。他にも今や話題の新海誠『言の葉の庭』も公開された年であり、単に売上だけで見た話であれ…
第1話が奇跡的な仕上がりになっていた『ViVid Strike!』。第2話はフーカがナカジマジムで働くことになり、その風景をフーカのナレーションで見ていく。そのため、派手なシーンは殆どなく、1話で多用されたハーモニー処理も影を潜め、職業的な運動シーンを取…
競合ぞろいの秋アニメの中でも待ち望まれていただろう『響け!ユーフォニアム2』。1話から1期との違いを明確に示してきた1話だった。久美子の中学時代の回想が印象的な1期。彼女が意識せずに漏らしてしまった言葉によって麗奈との物語がスタートした。意識の…
「また新クールだ〜」と未見の夏アニメを横目に『ViVid Strike!』1話を見たところびっくりして腰が抜けるかと思った。ヴィヴィオとアインハルトがメインだった前作『魔法少女なのは ViVid』は美少女アニメっぽさの塊みたいな作品で、かわいい女の子を観察し…
『お坊さんと魚』や『岸辺のふたり』のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督『レッドタートル ある島の物語』を見てきた。ドゥ・ヴィット監督作品をシネコンの大画面で見れるのは奇跡でしかないように思える。実写でいえばゴダールやスコリモフスキをシネ…
山田尚子『聲の形』鑑賞してきた。山田尚子映画としては『たまこラブストーリー』(2014)ぶりでしたね。先に結論を言っておくと傑作だと思いました。印象的なことから言えば切れ味抜群のカッティングによる様々なイメージの連鎖。エレクトロニカ的な劇伴も…
2004年のKey原作作品ということで特にKeyファンでもゲームファンでもないので知らなかったんですが、配信版のアニメ『ちいさなほしのゆめ』は全部見ていたので鑑賞してきました『planetarian 星の人』。物語の構成は『ちいさなほしのゆめ』でほしのゆめみと…
お盆休みあたりに「物理的領域の因果的閉包性」のぎけんさんがマイベストエピソード企画(マイベストエピソード企画 - 物理的領域の因果的閉包性)をされていてこれはいち早くやろうかなとか考えていたんですが、コンセプト縛りにするか〜とか、オールタイム…
アイルランドの監督が地元の民話ベースに東映アニメへオマージュを捧げながら傑作を作り上げた。いやはや恐れ入ったとはこのことだろうか。どうも『わんぱく王子の大蛇退治』のキャラクターデザインを意識しているようだが、それだけではなく東映アニメのよ…
新海誠『君の名は。』を見た。見ている前提で感想を書いているので物語・演出のネタバレをしています。画面いっぱいに広大な空(雲)が映され、そこにひとつの赤い物体が線状に帯びて落ちてくる。まるで幻想風景のように美しいそのシーンは、遠くにいるある…
前々から見よう見ようと後回しにしてきて気づいたら100話超えていた『プリパラ』重い腰を上げて見たんだが、これが全話捨て回がなくメチャクチャ面白いという奇跡的なアニメだった。一気に1stシーズンを見終えたので簡単に感想を残しておこうと思う。『プリ…
春〜夏とあまりアニメのことをかけなかったので思い出したかのように『宇宙パトロールルル子』について簡単な記録を。今石作品では『パンスト』ぶりに面白かったんじゃないかな。これ見て『キルラキル』みたいな“重い”のやるんじゃなくて、語りの速さや“軽さ…
尾石達也『傷物語〈II熱血篇〉』を見た。『鉄血篇』と比べても面白かった。前作(『鉄血篇』)はドラマツルギーと戦う前に暦が吸血鬼になるところまでの物語で、描き方によってはもっとコンパクトにまとめられたように見えた。ただそれは時間をわざと間延び…
先日『劇場版エースをねらえ!』が再発されてご機嫌がいいここ最近ですが、勢いあまって出崎ルパンまで再見しまくっててさらにご機嫌がいいので小ネタというかメモ書き。1990年のテレビスペシャル枠の『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』(監督・絵…
羽海野渉(@WataruUmino)さんの『PRANK! Vol.3 Side-A 水島精二評論集/Side-B 水島努評論集』へ『SHIROBAKO』について書かせていただきました。 【C90新刊】PRANK! Vol.3 Side-A 水島精二評論集/Side-B 水島努評論集 刊行! - 惑星ノート LandScape plus…
もう6月だっていうのに春アニメは『文豪』『ジョジョ』『マクロス』しか見ていない体たらく。最低限『三者三葉』『ふらいんぐうぃっち』『コンレボ』『アスタリスク2期』あたりは手をつけたいのだが、5月末までバンチャで見放題対象だった『ウルフズレイン』…
廃盤になってからAmazonのマケプレやオークションでプレ値がついていた出崎統の『劇場版エースをねらえ!』(1979)と『劇場版 あしたのジョー2』(1981)が、Blu-rayで再発売されることが決定した。 出崎統監督の傑作劇場アニメ「エースをねらえ!」「あし…
『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』を見てきました。いやはやこれがなかなか良作だったのでさらっと雑感を書かねばと。メインキャラはもちろん現在放送中の『まほプリ』のキュアミラクル(朝日奈みらい)とキュアマジカル(リコ)…
『まほプリ』7話傑作話数だった。みらいのキャラクター像は好きだけど正直アニメとしては1話や3話などの好きな回以外は、そこまで『まほプリ』に惹きつけられていなかった。7話は「人魚伝説」をモチーフに自分−他人との外の世界へのつながりを、みらい−リコ…
すでに今年も3月で「16冬ほとんどアニメ見てない!」と、たまりにたまったアニメの録画を少しずつ見ていく毎日が続いている。『ラクエンロジック』を見始めたのだけど、これがなかなか面白い。1話はちょっとどうなのかな〜?といった感じだったけど、話数を…
「キャロルが片手をゆっくりと上げて髪をかき上げるのを見て、テレーズは微笑んだ。あまりにもキャロルらしい仕草だったからだ。テレーズが愛している、いつまでも愛し続けるキャロルだった。もちろん以前とは違う形で愛することになるだろう。なぜならキャ…
プライベートでばたついており映画や少し前のアニメを見ている日々が続いていたら、16冬をほとんど見ていなかったのでたまっていた『オルフェンズ』と『ギャル子』と『白雪姫』をイッキ見。ギャル子はまあまあ、オルフェンズは素晴らしい(もう少しエモくて…
『魔法つかいプリキュア!』第1話「出会いはミラクルでマジカル!魔法のプリキュア誕生!」を見た。 脚本:村山功 絵コンテ&演出:三塚雅人 作画監督:松浦仁美 総作画監督:爲我井克美僕自身も大好きで周りの評判もかなり高かった『Go!プリ』の後ということ…
昨年末に参加した「話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選」が1作品につき1話といった縛りだったので、『Go!プリンセスプリキュア』を数話滑り込ませることができず悔しかった。番組終了したら絶対やろうと思っていた企画がこの「話数単位で選ぶ、Go!プリンセ…