2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アニメの「心情描写」表現について 『SHIROBAKO』第16話「ちゃぶだい返し」

前回までのお復習いをすると、武蔵野アニメーションが『三女』を獲得し、木下監督の絵コンテもこれまでよりも早く上がり、やる気も上がってきたところで、『三女』の原作者から、キャラデザNGを受けてしまって、さあ、ここからどうするムサニな引きでした。…

「寓話」で「真実」を語るお手本 『ユリ熊嵐』第4話「私はキスがもらえない」

「寓話」というものは、娯楽でありながらも、その裏に思惑を設置しやすい。昨年のポンジュノ『スノーピアサー』がそう言った作品だった。前評判はSFと言われていたが、実際は「寓話調」に物語が展開され、最後は、限られた場所の価値観で縛られずに、外の世…

2クールEDから考える「かをり」の運命 『四月は君の嘘』 第1話 〜 第14話

『君嘘』2クールに入ってからも絶好調で、僕は早くも今季No.1なのでは?という確信をもっている。今回は、2クール(12話〜)に入ってガラッと変更になったEDから感じた『君嘘』テーマや、演出について、本日までに放送されている1話〜14話を振り返りながら書…

水樹奈々 NANA MIZUKI LIVE THEATER 2015 に行ってきた。

今年のLIVE始めはEearthlessで堪能(素晴らしいLIVEでした)しましたが、今年の奈々始めということで、水樹奈々さんの初のアコースティックLIVEに参戦してきました。場所はSSA(しかもスタジアムモード)アコースティックでやるレベルの会場ではないので、か…

見えない壁から届きそうな距離へ 『SHIROBAKO』第14話「仁義なきオーディション会議!」

2クール目の2話目にあたる第14話「仁義なきオーディション会議!」を見ました。今回ムサニは三女「第三飛行少女隊」のオーディション会議へ。ずかちゃんが参加する三女のオーディションの様子とオーディション会議の様子が描かれていました。今回、オーディシ…

同性愛は「愛」を語り易いか? 『ユリ熊嵐』第2話「このみが尽きても許さない」

『ユリ熊嵐』第2話「このみが尽きても許さない」を見ました。なんだろう悠木碧の少しオーバー目な演技に翻弄されっぱなしというか「何か」あるんだろう…と思っていたのが、まさかの、もしやの、まさに「クマだったのね?!」な話だった。こうなってくると、…

勇者は背中で語る 『DOG DAYS″』第1話「再び、勇者の帰還」

僕らの犬日和が帰ってきた。 ゆるゆるでキャラがかわいくて、イキイキしていて、見ているだけでハピネス注入なアニメ。3期ストーリーはいつも通り、長期休み中にフロニャルドに遊びに行くという話。第一話は、フロニャルドへ召喚中に、勇者が落雷の影響から…

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』を見た。

異国情緒な雰囲気、やや曇りかかったネオンが幻想に誘い、気温や湿度がスクリーンを通して伝わってくる。言えば「ブレラン」的なビジュアルを感じさせる舞台に、思わず「居心地がいいな」と感じスクリーンへ没入する。過去の記憶が現代に結びつき鳥肌が立つ…

「考察ドヤァ」出来ないので、気になるコト抜き出してみた 『ユリ熊嵐』1話「私はスキをあきらめない」

みんな来たぞー!幾原邦彦の監督するアニメが始まってしまったぞー! これぞ大号令みたいなもので、「幾原ワールド」なるメタファーによる、メタファーの輪舞、メタファーによる満足感、メタファーによるアドレナリン増加現象…「ウテナ」の時代はまだ小学生…