2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

後にも先にも忘れ去られそうな映画とは――『名探偵コナン ゼロの執行人』と『パシフィック・リム アップライジング』

先に断っておくが「後にも先にも忘れ去られそうな映画」とは別にこれから対象にする映画についての悪口で書いているわけではない。では何なのか? といったことは置いておいて先に後世に残りそうな映画とは何なのか? 例えば名作といわれる映画。ジョン・フ…

スティーヴン・スピルバーグ『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文章』(2017)

重要機密書類はいとも簡単に持ち運ばれてしまう。それは密会する部屋にて複製され「最高機密文章」の文字は切り取られ新聞社へ運ばれる。今の時代というか、私自身がここまで仕事に精を出したことがないのでまったくもって新聞社のゴリゴリな風土は理解しが…

松尾昭典『ゆがんだ月』(1959)

芦川いづみのアイドル力が半端ない。自分が芦川いづみファンだからそう見えるのかもしれないが…。しかし芦川いづみのかわいさはいつの映画を見てもまったく古びない。例えば古い映画でかわいい女優さんを見たときにちょっと化粧が古臭いとか、眉毛が細い、太…

内藤瑛亮『ミスミソウ』(2018)

現代版『修羅雪姫』といったところだろうか。『パズル』などで定評のある暴力描写と雪原風景、端正なショットや編集力といいなかなか見所ある作品だったのだが、一方で原作つき映画というのは難しいものだと思うようなところも多々あったのも事実。前半はと…

高橋洋『霊的ボリシェヴィキ』(2018)

久々に怖い顔を見た。多分、昨年心霊ビデオで見た(タイトルを失念した)幽霊の顔がめちゃくちゃ怖くてトラウマ級だったのだけど、『霊的ボリシェヴィキ』に出てくる俳優さんは基本的に顔が怖い。例えば主演の韓英恵にあてられる照明のせいでまるで吸血鬼の…