勇者は背中で語る 『DOG DAYS″』第1話「再び、勇者の帰還」

僕らの犬日和が帰ってきた。
ゆるゆるでキャラがかわいくて、イキイキしていて、見ているだけでハピネス注入なアニメ。

3期ストーリーはいつも通り、長期休み中にフロニャルドに遊びに行くという話。

第一話は、フロニャルドへ召喚中に、勇者が落雷の影響から別の地点に着いてしまいドタバタに巻き込まれる。

今回、背後からキャラを捉えるシーンが印象深かった。
巨大な桃?りんご?が転がってきて避けるシーン。



まさにマトリックス回避だったが、オマージュ元と違うのはカメラが背後から捉えていること。

それと、ラストで黒い影の化け物を倒すシーン。


私服から着替えて「勇者」として戻ってくる。先ほどまでの私服とは違い勇者としての説得力が生まれ、尚、敵を倒すことで「勇者の帰還」が成立している。

先ほどのマトリックス回避は、背後からのショットに意識付けさせ、最後の山場の盛り上げ効果を強めた演出だったことがわかる。

また、背後から捉えることで、対象物との距離感が立体的に感じられ、アクションに力強さを感じた。
勇者の前には、「何か」が立ちふさがるといったような暗示のように感じる。

大事なことは背中で語るといった、心地良い演出だった。