フーカと光の風景−『ViVid Strike!』#02「ナカジマジム」感想
第1話が奇跡的な仕上がりになっていた『ViVid Strike!』。第2話はフーカがナカジマジムで働くことになり、その風景をフーカのナレーションで見ていく。そのため、派手なシーンは殆どなく、1話で多用されたハーモニー処理も影を潜め、職業的な運動シーンを取り入れている。朝目覚めるとまずはジムの掃除。ジムをピカピカに掃除をする。それから早朝トレーニング。朝食を食べてからジムの営業。そして仕事をして放課後ヴィヴィオたちが練習しにきたら一緒にトレーニングをする。彼女らのトレーニングが終わればまたジムの掃除…。と超ハードモードな生活を過ごしている様子がうかがえる。
今回殆ど見せ場のようなシーンはないが、あれだけ省略をして一気に駆け抜けた1話に比べゆったりとメンバーのベースとなるものを語ることができており、すごく余裕のあるエピソードだったと思う。ハーモニーのような力強い画面はなかったが、フーカが仕事やトレーニング中に見る光の表現が素晴らしい。早朝起きると朝日を浴びる。太陽が低いうちの光は非常にまぶしいものだ。そして海辺でランニング。海面に太陽の光が反射し、白っぽい画面が見られる。
それとジム掃除中のフーカの仕事ぶり。ピカピカと綺麗に反射するくらい磨き上げる。これもまた光が意識されている。
ビビスト1話で闇の中で孤高に輝く光のような存在だったフーカ。ラストシーンでリンネが寂しそうに「フ―ちゃん…」と漏らしているのを見ると、リンネには戦わなければならない理由が存在しているのではないか、と思う。それをフーカが救っていく…といったざっくりとした物語の見立てする。そういった存在だからこそ彼女の周りには常に光なるものが表象しているんだろう。
見せ場は少なかったけど、このヴィヴィオのシャドーボクシングや、↓のアインハルトのスパーリングはよかった。ぐ〜っと回りこんで打ち込む。
さてさて、今期ビビスト推しすぎて他のアニメ見れていないからボチボチ手をつけていきますか…
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