カムイとの対峙から見られる朱の成長 – 『サイコパス 2』6話 を見た。
『サイコパス2』がキレキレの面白さ。このまま今年のベスト3に入るレベルじゃないのかなと毎週楽しみに鑑賞しています。
さてさて、6話は朱とカムイが初対面する重要な回でした。
6話でカムイは一般人にゲームの要領で軍事ドローンを操縦させ執行官たちを皆殺しにしようとする。
今回もいつものように「WC?(何色だ?)」の問いかけ。
ゲームのように人殺しをさせれば色相がクリアなまま人を間接的に殺せるというシュビラの抜け穴を使った作戦であり、しかも、やっている人にバレればエリアストレス上昇も狙える2つの罠。
そして、今回重要だったのは朱とカムイの初対面シーン。
このシーンは、1期との結びつきを強く感じるシーンだなと思った。
ここで、サイコパス1期の11話で槙島との初対面時の朱と比較してみると。
1期の時も2期の6話と同様に朱は、ドミネーター以外の武器を所持して敵との初対面を果たしている。
人質が友人だったことや、初対面で人を「殺す」普通の武器を人に向けたことのない朱の”不慣れさ”がよくわかるシーン。
1期の朱の不慣れさに対して、2期では完全に熟練の執行官になっていて、ドミネーター意外の武器を持っていても犯罪係数は正常だし身体が震えておらず、”慣れ”や何かを超越してしまった存在に感じる。
そんな冷静な対応をする朱に対して「君が撃てないのは知っている」とカムイ。
上記のシーンと結びつけた演出だったことがよくわかる発言。
カムイは朱に対して「君に裁きを見届けてほしい」と言っているので、何もしなくてもクリアな状態を保つ朱に一目を置いていることがわかる。彼もまた「透明人間」と言われているように、犯罪係数が上がらない人間なのか?彼は嘘を言っていないだろうし、トリックで犯罪係数をあげているような発言ではないように聞こえる。それならば、全く逆の立場にいる朱の行動が気になるのも無理はないだろう。
■まとめ
これまで、1期があった上でのアプローチというのがよく使われていましたが、1期との関係性をより一層感じた回でした。1期をまたいだ演出がこれからもあるとは思いますが、カムイと初対面を果たした後の朱の行動が気になりますね。おわり
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