『ドリームハウス』を観ました。※ネタバレあり

タイトルからして読め読めだけど、割と悪くなかった。

[あらすじ]
家族と向き合う時間を増やそうと、ウィル(ダニエル・クレイグ)は会社を退社して郊外の家に越すことに。父親以外の家族が殺害されたいわくつきの家だったが、妻リジーレイチェル・ワイズ)や子どもたちと穏やかな日々を送れることにウィルは満足する。しかし、不気味な男が家の周辺をうろつき、子どもたちが幽霊らしきものを見たと騒ぐなど、不審な出来事が相次ぐ。そんな中、ウィルは向かいに住むアン(ナオミ・ワッツ)から、以前の居住者一家殺人の犯人が彼らの父親で、いまだに捕まっていないと教えられる。(yahoo映画より)

[感想]
来週がスカイフォール公開とのことで、同じくダニエル・クレイグ主演の『ドリームハウス』を観てきました。
タイトルからしてあれあれ?って感じで、導入部からの違和感だらけの雰囲気から、あれよあれよという間に「王手!!」と先読みしてしまう、よくありがちなスリラーです。
多分そーなんだろうなーというのが、折り返し時点にきた瞬間にわかってしまい「これから、ストーリーどうするん?」と思っていると、次の謎が始まります。(二段構え!)
その謎ってのが始まった段階で、冒頭の隣人とのやり取りが思い出されます。伏線も大分わかり易いし、正直スリラーとしては力不足です。
ハッキリいってしまえば、冒頭から『シックスセンス』っぽくて、ウィル以外は、他の人と全く接していなかったりしているのは、『シックスセンス』のひっくり返しみたいだったし、死んだのが気づいていない(と思うのですが)のは、『アザーズ』で使われていたし、ウィルが真実を精神病院?で聞かされるところとかは、スコセッシの『シャッターアイランド』っぽくもあった。※統合失調症だと有名所で『ビューティフルマインド』もありますね。
ただ、あれだと自分が真実をしった時点からは、統合失調症というより、本気で幽霊が現れていたと思っていた方がロマンチックだし、小さい演出が説明しやすいのかな。

まあ、上で書いたようにあらゆる映画(しっかり観れば、もっとたくさん”オマージュ”(よく言えば)があると思いますが‥)のコピペ的な映画になっていますが、個人的にはウィルが可哀想過ぎてちょっと感動しちゃったんだよなあ。

悪く言えば、先読めできるつまらない映画だけど、よく言えば、スリラーの仮面をかぶったロマンチックヒューマンストーリーぐらいにはなれるんじゃないの?もう少しで!笑

評価点:51点