『ViVid Strike!』#5.5「総合魔法戦競技」感想

ViVid Strike!Blu−ray2巻の特典 #5.5「総合魔法戦競技」を見た。

絵コンテ:のりみそのみ 演出:新子太一 アクション監修:飯野まこと 作画監督:池田広明

楽しみにしていた『ビビスト』の特典エピソード。5.5話は本編でいうと、リンネがジルと出会う5話「ウラカン」と、リンネvsミウラの力対決がアツい6話「ウインターカップ」の間にあたる。5.5話ではフーカがスパーリングでとうとうコロナに勝利するシーンから始まり、初勝利の嬉しさのあまりちょっと調子に乗ってしまい、見かねたアインハルト総合未経験のフーカを連れてリオとコロナを相手に総合魔法戦のルールで戦わせてしまう……

なかなかギャグの割合が多くてほっこりするエピソードだった。見ていて心地よかった。リオ戦はフーカにとっての脅威が上から下にPANされる。リオの電気と炎。『ビビスト』って炎のようなアツい魂と、一瞬の青春(光の表象)がキーになっていると思っていて、リオの電気の炎はその2つを象徴するような能力だと思った。やられた後のフーカのデフォルメ作画がいいですね。

そして一度は勝ったコロナ戦。コロナの能力が魔法だけど「殴る」ってのがまたビビストらしくっていい。フーカの動き(作画)が一瞬だけどなかなか。ここでは下から上へPANするんだよね。大きさ(脅威)の表現。リオにしろコロナにしろ能力と脅威を連動させてアクションしてる。

ビビストって『なのはシリーズ』愛がすごくあって敬意を表していて、とても素敵な作品だったんだけど、そのビビストで触れられなかったキャラクターがこうやって持ち上げられると嬉しいですね。コロナの「ヴィヴィオ!!」(8話)って掛け声が忘れられないんですが、こうやって想いがつながっていく感じが泣ける。次の特典エピソードも楽しみだ。