2013年をさらっと振り返ってみた。〜LIVE編〜

しわ〜すもあと少し!この間正月迎えたばかりなのに、もう新年迎えるとか1年て本当に短いなと時間は惨い、惨いなと毎年思うわけであります。このブログも気づけば3年目になっており、来年は4年目かとよく続いているなと感じます。
そして例によって今年も終わりなのでさらっと振り返ってみました。今回はLIVE編です。

去年は映画を観過ぎたな(といっても420本くらい)と、反省し金はかかるがLIVEにもっと参戦しようかなと気合いを入れました。とりあえず、LIVEベストアクトテンを発表しながら振り返ります。

1.CARCASS/ラウドパーク2013 埼玉スーパーアリーナ
2.THE CROWN/THE SPRING IS GONE TOUR 2013 今池3star
3.METALLICAサマーソニック2013 千葉QVCマリンフィールド
4.NOOTHGRUSH/NOOTHGRUSH JAPAN TOUR 新大久保EATHDOM
5.IHSAHN/TOUR EREMITA IN JAPAN 名古屋クアトロ
6.水樹奈々/LIVE CIRCUS 2013 大阪城ホール1日目
7.MARDUK/serpent sermon tour 2013 in japan 今池3star
8.Garadama/NOOTHGRUSH JAPAN TOUR 新大久保EATHDOM
9.DESTRUCTION/THRASH DOMINATION 2013 川崎クラブチッタ
10.MUSE/埼玉スーパーアリーナ


恐らく今年40組以上のバンドを観ましたが、後で思い返して思い出されるのはやっぱり上位3バンドといったところか。今年のベストは17年ぶりの『サージカル・スティール』が記憶にあたらしいCARCASS/カーカスです。
08年に参戦出来なかったものとしては、17年ぶりフルアルバムに来日と死ぬほど楽しみだった。アリーナに入場規制が入る中、人が流れ込み始まる前からモッシャーたちがぐちゃぐちゃに入り交じり、1985のイントロが聞こえてくる…新譜から攻めてくると思いきやHeartworkからBuried Dreamsと、高まったテンションを名曲で一旦落ち着かせメロディをお見舞いしてくる。その後もカーカス・ベストアルバムと言ったところか、往年の名曲をバランスよく合わせ、時にはメロディ、変拍子、ブラストビート、ぐちゃぐちゃリフ…と自在に音を変化させて会場を盛り上げる。掟ポルシェ氏は「過去一番上手いメンバー」と言っていたが、それもあながち嘘じゃないだろう。ドラムのダニエルはケンのドラミングとは対極にかちっとブラストビートを決めるようなタイプのドラマーだが、カーカスに入りケンのドラミングを参考にしながらも自分のスタイルも忘れることなく往年の名曲をプレイし、ノリもよくこれぞベストアクト!なドラミングを聞かせてくれた。素晴らしい素晴らし過ぎるぞ、カーカスと気づいたらモッシュピットで泣きながらモッシュをしていたし、気づいたら左の親指を負傷して地味にまだ痛い。(医者に行ったが、問題ないようだが…)
「人生に大きく関わってくる音楽」あまりにも好きな音楽だと、「こっちに近寄ってくるな!」と自分の領域を侵されたくなくATフィールドを張るが、それでもカーカスは中に入ってこようとする。まさにカーカスは自分にとってそんな音楽で、初めてであった高校時代からもう十数年経っており、衝撃を一生忘れない。今回のショーはそんな衝撃がリアルに繋がった最高のショーだった!↓17年ぶりの新譜

サージカル・スティール

サージカル・スティール

2番目はTHE CROWN/クラウンです。 正直カーカス観るまでは今年のベストアクトだと思ってたし、カーカス観てからもかなり接戦だった。正直カーカスは好きすぎるので、純粋にLIVEとして観れば凄まじかったのはクラウンだったかもしれない。ギター、ドラム、ベースに全て言うことなしだったが、何よりもVo.ヨハンの野獣のようなグロウルだろう。今回のツアーでは前座にGorodも出てきており、テクデスながらこりゃあヤバい!とめちゃくちゃにテンションがあがったが、クラウンはそれどころではなかった。次元が違う、デス+スラッシュのキャッチー感、デスラッシュのキング的存在は観客をも猛獣に変えてしまい、気づいたらダイヴをかまし轟音とキレまくったオーディエンスの中、記憶が吹っ飛ぶほどの衝撃を受けた。クラウンの良いところは、デスラッシュにロックンロール要素が加わりノリやすい音楽に昇華されている。とんでもない破壊力を秘めたバンドだってのが改めて実感出来た良いLIVEでした。

お次は、METALLICAメタリカ、真夏のサマーソニック2013。炎天下のなか、期待したヴォルビートは軽い熱中症となり3曲でマリンステージから出てきた。そしてBFMVでは反省し後ろから観戦。メタリカの前座リンキンはまったく興味が無かったが、入場規制くらわないようにリンキンから待機。そして、メタリカ…さすがはメタリカといったところか、雰囲気の作り方が上手い。よくスレイヤーに次に演奏出来るなんてメタリカくらいだなんて言われますが、世界的モンスターバンドの力は凄まじかった。とくに、アンコールのクリーピン→バッテリーの繋ぎは凄まじかった。イントロのないバッテリーは一瞬「この曲なに?」な雰囲気になったが、めちゃんこかっこよかった。ありがとうメタリカ。↓映画『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』も公開されました。

Metallica Through The Never (Music From The Motion Picture)

Metallica Through The Never (Music From The Motion Picture)

4は、スラッジコアの実力をこれでもかと思い知ったNOOTHGRUSH/ヌースグラッシュだ。観終わったあと、「今年一番の暴力はヌースグラッシュだ。」と確信した。正直1〜2曲目あたりまでは、前座のgaradamaの余韻がなかなか離れなくて、「あれ?こんなもんか」と思っていたのも束の間、尻上がりに演奏人の破壊欲がオーディエンスにも伝わり、気づけばハンマーで何度も叩き潰されるような音の塊が体中を襲っていた。ピットもまさにスラッジコアといったもので重量級モッシャーたちがひしめき合い身体と身体をぶつけ合っていた。凄まじい音と空間。これほどの暴力はなかなか体感出来ない。良いLIVEでした。

5はIHSAHN/イーシャンです。まず、「イーサーンじゃなくてイーシャンなのかよ!?」というところに今年一番びっくりした。笑
これは

Ihsahn インタビュー!!|HMV&BOOKS onlineニュース

で、Sighの川嶋未来氏がIHSAHNにインタビューしているんですが、そこで「イーシャン」と呼ぶと告白している。まあ、兎に角IHSAHNは僕にとって神様的存在であり、EMPERORはオールタイムベストアーティストのナンバーワンになるんじゃないかってくらい好き。カブトメタルは中止となり初来日時は、どうしてもいけなくて後悔した。
彼のステージの前にleprousのステージだったが、これも凄かった。今年はボーカルの力に圧倒される年だったなと感じる年であり、leprousのボーカルはクリーンボイスに凄まじい伸びに驚かされてしまった。そんな体験の後に、IHSAHNである。もう言葉も無い、目の前にいるのが果たしてIHSAHNだったのかと悩んだくらいだ。バランスの良いセトリに、エンペラー時代の曲を1曲。この感動は言葉にできない。LIVEベストアクトにしていいかとも思ったが、あまりにも好き過ぎて客観的になれな過ぎてこの位置にいる。少々気になったのは、音はクリアでよかったが、IHSAHNのギターの音が少し小さめでイントロリフとかが聞こえ辛かったのと、ドラムはleprousと二連戦ですごかったが、テクニック重視のドラマーだったので、ブラストビートの勢いがあまり感じられなかった。特に、エンペラー時代の曲はやはりタリムで聞いてみたい。そのため5番目ということで。

6は、水樹奈々大阪城ホール1日目)です。今年は、1月のフルオーケストラLIVE二日間とサーカスの大阪城、西武×2、名古屋×2と7回も観れた。(サーカス+を入れると8回か)フルオーケストラに関して言えば、『理想論』『奇跡のメロディア』『Orchestral Fantasia』と超感動してしまったわけだが、夏のLIVEツアーその名もLIVE CIRCUSは別格クラスにやばかった。西武の西川さんとのプリロゼも凄かったし、千秋楽のニューセンにも感動させられたが、何と言っても城ホール1日目のテンションは自分で言うのもなんだが、今年1、2を争うもんだっただろう。特にアンコールのアスゲ→スパジェネ→ラブブリはとんでもなく飛んだ。席も一般で取ったので一番後ろであり、完全に場の空気を味わう専用といったところだったが、リウム海は綺麗だったし後ろにも迷惑がかからないので過去一番に飛んだ。最高のLIVEでした。↓ナナフェスシリアル入りのナナクリ発売中

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7はMARDUK/マーダック。正直、ここ最近のマーダックはイマイチピンときていなかったのだが、観終わってからやっぱり俺マーダック好きだったんだって改めて実感してしまった。それもそうで、Christraping Black metal、Baptism by fireと僕の好きだった暴虐で速さのみを求めたマーダックがそこにいた。そしてアンコールでPanzer division mardukを披露。そりゃ凄まじいパフォーマンスだった。そして、観客もノーモッシュ・ノーダイブの精神であの凄まじいショーを体感していた。最高のショーだった。

8はgaradama/ガラダマ、名前は知っていたけれど、ここまで凄いだなんて!今年一番ヤバいLIVEをやったのはgaradamaだったと思う。音が体中を駆け巡り、思考が停止し視界さえも奪われてしまった。幸村は五感を奪うというが、garadamaもそれに似た技をもっているのかもしれぬ!!!

曲名もわからないですが、とりあえずアルバムでも買ってやろうかと思って1ヶ月以上経っているので、来年こそは買います!(緩い決意)またLIVEで観たいバンドですね。

9はDESTRUCTION/デストラクションです。スラドミ復活ということで、テスタメント、デストラクション、デスエンジェルと実力派スラッシュメタルバンドが集い凄まじいショーを披露した。デストラクションは、2番目だったが、3ピースバンドなのに凄まじいステージパフォーマンスを見せてくれた。ボーカルはステージを右へ左へ中央へオーディエンスを湧かせギターソロをこれでもかと見せつける。古い曲新しい曲ともにかっちょよく、最高のパフォーマンスを見せてくれた。

10は今年一番始めに観たMUSE/ミューズ。新譜もばっちり聞いていたが、正直音源ではしっくりきていなかった。個人的に2ndが最高傑作、次いで1st→3rdというファンなので、なかなか取っ付き辛かったということもあったが、LIVEで新譜を聴いたらそんな気持ちが全て吹っ飛んだ。すごいここまでLIVE映えする曲とは…そして、今年一番ステージングが素晴らしかったバンドかもしれない。特にステージセットの凝り方がとんでもない。途中からメンバーの上のステージがピラミッドに形成され落ちてくる。僕はスタンドから観ていたので、一部始終をみていたが、きっとアリーナにいた方は、なんじゃこりゃwwwな感じだったろう。2日間開催され僕は2日目にいき、NEW BORNがあたった。ニューボーンは初めてきいたとき、歌詞は云々どうでもいいとして、ブラックメタルの寒さをロックで表現したらこんな感じになるんじゃないだろうか?と、新しい可能性を感じてしまった。直接的にブラックメタルをポストロック的に表現するとポストブラックメタルになるが、ありとあらゆるポストブラックメタルよりもロックしていて、尚かつ寒くて、こちらのほうが随分ブラックメタルだと関心したものである。最高のショーに酔いしれた。↓こんなLIVE版も今年でましたね。


今年は初来日!こんな日の目をあたらないバンドがここまで来日するか!しかも安価で!と例の呼び屋のボルテージにビックリしたものだ。その呼び屋関連だと、ナイトレイジモルプリオリジンと初めて見るバンドがたくさん。そして、名前は知っていて初めてみたのが、兀突骨!ヤバいちょーかっこいい。今年3回も観れる機会があって、来年も何回観れるかなと今からも楽しみに。
ブラックメタルで言えば、Taake!2回観れましたが、最高でしたよ。静岡公演では川嶋未来氏とミカンニバル氏が乱入し盛り上げてくれました。

dojoは今年は1回限りでしたが、オビチュアリーが観れて幸せ。それにインファナルオールシャルペリッシュと、かっちょよかったです。ラウドパークではキングダイアモンドが出場辞退というかなんというか…という自体にざわつきましたが、若いスラッシャー、ロストソサエティにネルガル復活ベヒーモスヨーロッパと最高のステージショーを観れました。ヨーロッパは真面目に聞いた事がなかったのですが、ベテランのパフォーマンスは凄まじいものでしたよ。ベストテン入れたいくらいかっこよかった。セリオンは水玉ワンピねーちゃんがかわいかった。歌もすごかったな…バンドとしては…な感じでしたが。

そしてスラッシュメタルで言えばスラッシュドミネイションの復活。デスエンジェルもめっちゃかっこよかったし、デストラクションは最高。そして、テスタメント…は言葉にできないくらい駄目やった。とりあえず音を爆音にしとけばええやろ?的なのも嫌だし、3回目のテスタメントですが、セトリ最低でしたし今年のワーストアクトですね。そんななか、アサルトフェストで初来日したVektorの凄まじいLIVE!!これもベストアクトに入れたいくらい凄いLIVEだった。スメリアン系ではBorn of osirisUpon a burnig bodyでしたが、少し演奏が短かった。どちらもかっこよかったですね。対して前座の日本バンドは個人的にはダメダメ。モッシュ煽るけど、お洒落ハーコーさんがテ・コ・ン・ドーモッシュしてるだけでつまらんかったし、曲もまあつまんねーなって。

声優関連だと、アニサマに行けなかったのが悔やまれますが、キタエリの単独に行けた!声優けどバリバリV系でカオス!テスタメントのTシャツ着ているやつがいてカオス!リウムの色わからなくてカオス!キタエリかわいくてカオス!来年もツアーやってくれたら絶対いくよ!キタエリ!あとは、奈々さんのLVか。やっぱりLIVEよりもパンチが足りませんでしたが、カメラに向かって「繋がってる〜♪」って楽しそうにする奈々さんが可愛かった。
残念だったのが、なのはのリリパにいけなかったこと…チケットとったのに牡蠣にあたるとか何の冗談だよ状態。初めてゆかりさん観れると思ったんだがなー。来年はツアーに行ってみようかな。

と言葉だけじゃ語れない事が山ほどありますが、今年はたくさん良いLIVEが観れて良かったです。来年も例の野外フェスに浅草三日間グラインドに、デストラクションにブラダリ、ヴォルビートと凄まじいLIVEが観れると良いですね。では、LIVE編をさらっと振り返りました。次は何を振り返ろうか。