初期平成ライダーと10年代平成ライダーのミックス感『仮面ライダー 鎧武』第一話
エロゲライター虚淵玄が脚本を務めるガイムが今日からスタートしました。
語ろう!クウガ・アギト・龍騎 【永遠の平成仮面ライダーシリーズ】
- 作者: レッカ社
- 出版社/メーカー: カンゼン
- 発売日: 2013/07/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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虚淵玄自身『魔法少女まどか☆マギカ』でわかるように平成ライダー『龍騎』影響もかなりあって、実際に「佐倉京子の最初のイメージは浅倉だったんですよ。」と語っていたりしています。
その虚淵玄が平成ライダーをどう表現するか期待の第一話を鑑賞。
まず設定は近年のライダーのように一つの場所がキーワードになっていて、箱庭感があるなというところ。特に、街をキーワードにしているところは、Wそのものじゃないだろうか。そして、所々にユグラシドルコーポレーションという会社が出てくるが、すごく怪しい。街の中心には『第9地区』のような宇宙船?がモチーフのタワーがたっている。よくタワーって男性器として表現されますが、まさにあのタワーは支配の象徴じゃないでしょうか。
それとストリートダンスと対戦ゲーム(ロックシード)で人気を競い合うって構造は、SNSの流れをくんでいるし、”戦国”ってのがアイドル戦国時代と言われる今の日本を表現しているように感じる。
そして、不思議な世界へ迷い込むシーンは、まどマギだったし、変身シーンはマミさんネタをギャグに昇華している。
まだまだ一話だけでは正直”わけがわからないよ”とキュウべえに言われそうな感じしかないんだけど、戦闘中にジャンプじゃなくて階段を一生懸命昇るってギャグは最近の平成ライダーノリに感じたし、初期平成ライダーが好きだと語る虚淵玄は、あくまでも近年の平成ライダーノリで初期平成ライダーをやってしまおうと思ってるんじゃないか?とか色々と考え込んでしまう一話でした。今後も激しく期待!!