2013年をさらっと振り返ってみた。〜音源編〜

LIVE編、映画編と次いで今回は、音源編です。相変わらずあんまり新譜は買えてないのですが、ジャンルレスでベストテンやってみま〜す。

1.CARCASS/SURGICAL STEEL
2.Locrian/Return to Annihilation
3.Coffins/The Fleshland
4.Altar Of Plagues/Teeth Glory and Injuray
5.Ihsahn/Das Seelenbrechen
6.Hell/Curse&Chapter
7.Defeated Sanity/Passages Into Deformity
8.Gorguts/Colored Sands
9.Portal/Vexovoid
10.Tim Hecker/Virgins

簡単に各位の感想を…


1は、もうとう言うか存在そのもので1番にしてしまったとも言い切れないCARCASSの17年ぶりの新譜サージカルスティール。それに来日公演をみれて、メンバーと握手+サインまで頂けて至福の時間を過ごさせて頂きました。LIVE編でもベストにしましたが、思い出補正がかかっていようが、サージカルスティールは今年のアルバムの中でもトップクラスの水準だったんじゃないかと思います。だから今年、〜年と聞いて意外と不作だったりすると「カーカスの覚悟を思い知れ!!!」と語っていました…(迷惑なメタラーだw


2はLocrian。カーカスが別枠的な存在なら、今年の本当のベストはこちらかもしれませんね。ノイズでドローンでエレクトロニカでブラックなメタル(なんだかわけわからんw)の超名盤です。いやあね。こりゃあ凄いよ。凄過ぎてレビューできません!ごめんなさい!って感じだよ。ブラックメタル的な絶叫がくるや否やドローンに雪崩れ込んで、キーボードがきてもなお絶叫がギターが、ポストロックか?と思っているとやっぱりブラックメタルだよ。でも決してポストブラックメタルではなくてドロ〜〜ンしてる。すばらしや。


3はCoffins。デスドゥームだけども、ドコドコ…ズコズコと疾走感はあるがウルトラへヴィネスサウンドでずっしり引きずっているようなスウェディッシュデスにも通じるサウンド。LIVEもクソかっこ良かった。来年はOEFにも出るらしいので、今から楽しみであります。


4はAltar Of Plagues。こりゃヤバい。ジャンル的にはポストブラックメタルに位置づけられると思います。#1 Mills→#2 God Aloneがとくにこりゃあかん…あかんやつやと(タイトルであかんやつですね既に)、と思っているとブラスト「うおおおおおおおおおおぐわわああああぎゃあああああああな」展開に雪崩れ込んでいて気づいたらアルバム聞き終わってたくらい初聴時は衝撃が走った。もうジャケットからしてヤバいよね。


5はIhsahn皇帝。エンペラーの1stをつくっているかのように好き勝手につくったという今作。1stはエンペラーの4thの延長のようなサウンドだったが、2nd、3rd、4thと積み重ねるうちにプログレッシブ、ジャズ、アヴァンギャルドっぽさを増していったのだけど、今作はガラッとスタイルを変えてプログレっぽさは残しつつドラムでノイズつくったりピアノ使ったりオーケストラだったり兎に角圧倒される。クリーンボイスを多用していることから、メタルっぽさブラックメタルのイーシャン(イーサーンではない!)を期待していると微妙と感じるかもしれないが、こりゃあまさに傑作ですよ。個人的にはブラックメタル要素を極力なくしているけど、ブラックメタルを表現していると感じました。こりゃ本当にメタル以外のフェスも出れちゃうね。


6はオカルト正統派へヴィメタルバンドHellです。ウン十年ぶりに発売された1stが良かったのでこちらも期待してたら、こりゃかっこいい。なんともオカルトっぽさがいい味出してるんだよね。すごくクオリティの高いメタルやってる。是非来日を希望致します!絶対楽しいわ。


7はDefeated Sanityいやあまあ、来日ちょー行きたかった…テクニカルでブルータルでたまりませんな。僕の時計もドイツ産なので是非僕だけにLIVEしにきてください。。。。。是非来年も来日希望です。


8はカーカスばりに期待していたGorgutsの新譜。不協和音にテクニカルでやや宗教チックでやっぱりかっちょいい。ただ、ちょっと音小さいよね?いちいち音量触るのめんどくさいから、若干不満。それ以外パーフェクト!素晴らしかったよ。そいやあ来日するとか風の噂で聞いた気が…


9は来日も果たしたPortal。いやまあ暗黒デスメタルクソ野郎だからそりゃランクインさせますよ。ジャケットもかっこいいですね。次来日するときには是非名古屋にも来てほしいですねー。


10は毛色を買えてノイズ、ドローンのTim Hecker。ここで気づいたのは僕はピアノに弱い!!ピアノが綺麗にポロンポロンピランピラン鳴ってくれるだけで傑作!ちょー傑作!って言いたくなる。これを機にクラシックでも勉強するかなーなんて。来年のタイコでも来日するらしいですね。確実に行かないと思うけど、生で観たいなあ。


総評としては今年は雰囲気ものに持っていかれたんじゃないかなーって感じがする。1、3、7あたりは雰囲気じゃないけれどもやっぱりテクニックにヘヴィネスだったり突出している。
これ以外の良かったと言えば、LIVE3回観た兀突骨の新譜。ウルトラへヴィネスサウンドでしかもベース主張しまくりで時よりスレイヤーっぽさ入れたり超かっこいい。ただ、ウルトラヘヴィで曲長いから正直疲れた。。ってのが弱点だったかな。LIVEは全然そんなことないんですけどね。ソイルワークの新譜もなかなかよかったです。安いし20曲も入ってるし、お得だと思ったら今年一のメロデスやってんなーって感じましたよ。ブラダリの新譜は殆ど聞いてなかったんですが、いつも通りクオリティが高かったと記憶している。カルマーは前作が超傑作過ぎて、期待し過ぎたけど「今後のメロデスは俺らが牽引するぜ!」とお手本になるメロデス披露していて良かった。特に1曲目のギターソロへの雪崩こみ感やばいすね。それとチルボドの新譜が意外とまあまあだった。傑作とは言えないけど、そこそこ過去に戻った感があった。ただ、あそこに着地するには時間がかかり過ぎたかな。

Halo Of Blood

Halo Of Blood

セブンス・スワンフォニー

セブンス・スワンフォニー

国産メロデスだとThousand eyesが良かった。ちょっとアットザゲイツっぽさを意識つつも日本っぽい感じも残し良かったと思います。あとフルアルバムじゃないけど、Infernal Revulsionの新譜がめっちゃめちゃ良かった。ブルデス関連だとトップクラスじゃないかね。4曲じゃ少ないから早く3rd作ってほしいな。ちなみに来年名古屋にはNailsのときにきますね。多分行きます。
ブラッディ・エンパイア

ブラッディ・エンパイア

メタル以外だと、田村ゆかりが安定アイドルやっててすげええなあって思ったのと、高垣彩陽のソロが思いのほかよかった。やっぱ出るとこ出てるから他の声優歌手を突き放す上手さだね。上手さだけで言えば奈々さん超えてると思う。まあ奈々さんはちょっと特殊だけど。あとはみかこし聞けなかったなーって残念がっている感じ。キタエリのシングルも良かったですね。
relation(初回生産限定盤)(DVD付)

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まあ来年はもう少し新譜聴くようにしようかなーと言う感じですかね。ベヒーモスも出すし、sighもレコーディングするらしいし楽しみな一年になるように!