9月読書月間と言いつつ、8月よりも読んでなかった件について

読書が出来ない期間、それは、読みたい衝動後に、突如、追突事故のようにやってくる。
夏もピークを過ぎ、さあ、読書の秋だと思い本を開くが、、、読めない‥‥
不可思議なまでの眠気に苛まれ、たまっていく積読本‥‥

9月は読書月間にするぞといいながらも、全く読めませんでした。
まあ、定期的に記録を残しておくのは悪い事ではないので、下記にて‥‥

名もなき孤児たちの墓 (文春文庫)

名もなき孤児たちの墓 (文春文庫)

中原昌也氏の短編小説。
エーガ界の完全版出るし、久しぶりにこの人の本読んでみるかと、通勤電車の中、3日程で読んで、さて1ヶ月。
「全く、記憶に残っていない」
読んでいるときには、のりにのって進んだものの、自分では消化出来ず、汚物とともに綺麗さっぱり水に流されたらしい。
中原昌也氏の小説は、3冊程読んだ事があるんだけど、読んだ後の感想は、大体「全く、記憶に残っていない」というものである。
別に、話がつまらないとか、僕に合わないとか作品そのものを悪く言うつもりは到底ないんだけど、恐ろしい事が起きているのに、何も感じられない虚無感というか無気力感が、とてつもなく強く感じられ、結果的に、読み手側もそのような虚無感なりを共有してしまって、読んでいるのに読んだのかな?と考えてしまう体験談を与えているんじゃないかと思う。
というのが、たいして本を読まない僕の感想である。きっと、たくさん本を読む方は違う感想を抱くに違いない。

エーガ界に捧ぐ 完全版

エーガ界に捧ぐ 完全版

中原昌也氏が01年〜09年まで、いわゆるゼロ年代に「週刊SPA!」で連載していた映画日誌。
映画日誌と言っても、単なる映画評だったりはせず、中原昌也氏の人でなし感が随時感じられ、中には、殆ど映画の内容にも触れない回も多数ある。
ゴダールを紹介するときは、「ああ、ゴダール‥‥」と、話すのも嫌悪感がたっぷり感じられる。
そいうと、たんなるろくでもない文句ばかり書いてある、感想日誌かと思えばそれは違うと僕は思う。
溢れんばかりの映画知識があると思われる、中原昌也氏が真っ向から映画評をするのではなく、その映画をみてどのように感じて、その文章を起こしたのか?只の文句の羅列に見えるが、彼なりに必死に試行錯誤して書いたと思われるのである。
肝心の評と言うか、感想の中身は、「ああ、そうだなー」と殆どは共感できるものや、同意せざるを得ないものだったりするが、中には「そんな考えあるんだ」と、驚愕するときもある。
この本を読んで、広く浅くでも、深く狭くでもねーんだな〜と、凡人ながら感じられた。

ジョジョリオン 3 (ジャンプコミックス)

ジョジョリオン 3 (ジャンプコミックス)

相変わらず、ジョジョリオン面白いなー面白いなーって思ってたら、読み終わっていた。
普段、本誌でチェックしないタイプ(只のめんどくさがりなので)なので、月刊の単行本化は待ち遠しい限りである。
そういえば、ジョジョアニメ始まりますね。

ちはやふる(18) (BE LOVE KC)

ちはやふる(18) (BE LOVE KC)

僕の数少ない、少女漫画枠の一冊である。
けがから復活した千早ちゃんがどのような試合をするのか、太一は強いのか?なんて気にしながら読めばいいと思います。
相変わらず、千早ちゃんが可愛いです。アニメ2期も来年からやるみたいです。

めだかボックス 17 (ジャンプコミックス)

めだかボックス 17 (ジャンプコミックス)

週刊ジャンプでは、これ以外読んでいない。
別にそこまで面白いと思わないし、正直惰性でよんでいる。
惰性で読んでいるときのやめ時ってのがいつも下手くそで、ワンピースの魚人島編でも、もう少しで終わりって時に読むのをやめてしまった。
「惰性のやめ時」
これからも長くつきあうだろうテーマだろう。

島本和彦氏の新作漫画。
ヒーローカンパニーに勤める社員が、街の平和を守る!まるで、タイバニっぽい話だが、そこは島本先生っぷりが炸裂である。
僕は島本先生の大ファンで、毎回、こんなに面白い漫画があっていいのか!と心揺さぶられている。
ちなみに、「アオイホノオ」は、マイベストに連なるくらい大好きである。
俺もヒーローになりたい!とがつんと感じられるかどうか判らないが、おすすめです。


さあさあ、来月こそ読書月間に‥‥