ハイテンション・カオス!『キルラキル』

あの『グレンラガン』の今石洋之×中島かずきのタッグ、そしてキャラデザはすしお氏という事で、ポスト『グレンラガン』的作品なのか?とネットではかなり盛り上がっていました。

さてさて二話まで終わってですが、やはりハイテンション&エネルギッシュな作風は変わらず、序盤からかなり飛ばしていて面白いです。転校生が破天荒に暴れまくるという設定は『炎の転校生』かと思ってたんですが、どうやら『男組』らしいですね。未読だったのでこれを機に読んでみようかと思います。

街全体が学園に支配されていて、学園内でもヒエラルキー(ピラミッド構造)が存在している。そして、てっぺんを目指して暴れまくるという展開は、「俺のドリルは天を突くドリルだ!!!」まさに『グレンラガン』のように感じられる。それと、街というより学園をクローズアップしている点やら学園の尖った造形美はウテナっぽい気もしました。

それだけのフェティッシュな設定だらけなのですが、それにも増して、マコちゃんの存在がやばい。ブラストビート全開の会話のスピード感、グライドコアばりの変則的な緩急、マスコア並みに緻密に計算され展開が読めない。流子を喰ってしまいそうな存在感は見事ですね。

あとは不思議なタイトル『キルラキル』は、ネットで検索してるとヒエラルキーの逆から読んでキルラエヒだったり、着る・裸・斬る だったり、諸説があるようです。

それとバトルも単なる戦闘だけでなくて、部活を通して戦うってのが面白いですね。まあ、なんだかんだ最後は気合いで倒すだろうけど。ただ、あまりにエネルギッシュ・カオスだから、途中から感覚が麻痺してくるね。このカオス感にシンプルな話混ぜると緩急付けられて良さそうだけど、どうだろうかな・・・

ともかく、ハイテンション&エネルギッシュ・カオス感最高!ということで三話以降も期待です!

炎の転校生 (1) (小学館文庫)

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