「山村浩二 右目と左目でみる夢」を見てきた
恐らく名古屋での上映はないだろうと高をくくっていたが、シネマスコーレで公開されたので見てきた。インディペンデント・アニメーションは、映像と音響の関係性についてよくよく考えられて作られているので、なるべき大きなスクリーンと音響施設で体験したい作品である。東京以外であるとなかなかそんな体験する機会にも恵まれないので、なるべく現場主義を心掛けたい。
- 怪物学抄
架空の中世ヨーロッパの怪物学者による架空の怪物の公文書…といったことらしい。かわいらしい様々な怪物が出てくる。ズームというか、垂れ幕みたいなフレームを引いているのかもしれないけど、怪物だけでなくカメラの動きがあった。
- Fig(無花果)
アニメーション映画生誕100周年を記念してクリエイターが集結して「東京」をテーマにして製作されたオムニバス・アニメーション『TOKYO LOOP』より山村浩二作。山村浩二作品は全般的にキャラクターがかわいい。
- 鶴下絵和歌巻
2分満たないアニメーションで、既に殆ど記憶無。水彩画みたいな絵だったかな。
- 古事記 日向篇
アニメーションにしてギュッとするってこともあるけど、古典って結構急激に物語が進むよね。それだけ断片的なモノであっても繋がってしまうってのがあるんだと思うね。
- 干支1/3
干支が流れていく。特に感想ないな。
- five fire fish
マクラレンの音楽と映像がシンクロしてる。やっぱマクラレンはいいな〜。
- 鐘声色彩幻想
マクラレンの『色彩幻想』(1949)を抜粋して作った作品。今回の上映で一番好きかな〜。こういうのって、なんか花火を見ている感覚と似ているっていうのかな。映画はスクリーンに照射された光を見ていることになるけど、純粋なる光を見ているというのか。パチパチした光は、癒し効果があるように思う。
- 水の夢
これまったく覚えてない。
- サティの「パラード」
今回の目玉で一番見たかったやつだけど、一番ノレなかった。このあたりの知見があまりないので楽しめなかったのかもしれないけど、アニメーション的にも面白いとは思えなかった。平面上で幾つもの断片的な其々が流動的に姿を変えていくんだけど、どうも淡泊な印象というか、目を見張るものがなかったな〜という印象。
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