「輪るピングドラム」最終話‥‥。全ては輪っていたのか。

1話目からぶっ飛びまくってた、ピングドラムが最終話を迎えました。さすがのイクニ氏、比喩ばかりでわけがわからない、モヤモヤすると難しい話にあまり大衆向けではなかったけど、僕は中々好きでした。泣くもんか泣くもんかと思っていたけど、最終話号泣してしまった。ウテナを超えたか超えないかで言われたら、ウテナ超えるようなアニメは出てこないと思っているので、まあ超えてないでしょうなー。でも、ピングドラム良いアニメでした。難しかったけど、「林檎」=「愛」=「命」ってことかな。

色々考察している人の話をまとめると。(以下ネタバレです

①檻にいた(檻はメタファー?事実?)冠葉と晶馬が、瀕死状態になり、冠葉が選ばれ林檎を発見。
 →「林檎」=「愛」であるなら、冠葉には、自分を愛している真砂子いた。だから、冠葉は「林檎」=「愛」を発見出来た。(冠葉は選ばれたと言うより、愛されていた?ってことかな)

②見つけた(元々持っていた?)「林檎」を半分にし、晶馬に分け与え、二人とも生き延びる。(兄弟になる)
 
③愛されていなかった陽鞠は、子供ブロイラーで透明な存在になりかけていたところ、晶馬が「林檎」を分け与える事で、陽鞠は生き延びる事になり(兄妹になった)
 →子供ブロイラーは、精神的な意味だと思ったけど、どうなんだろ‥‥。

④真砂子は、勝手に分け与えられた愛を取り戻す為に、陽鞠を憎み取り返そうとする。
 →すり潰さなきゃってのは、愛を奪ってたのかな?ようわからん。

⑤最後に「生存戦略」が発動し、晶馬が「林檎」を陽鞠経由で、冠葉に返す。
 →このシーンすんごく良かった‥‥。

⑥冠葉が陽鞠に「林檎」を渡す事で、冠葉消滅。

⑦苹果ちゃんが、乗換の呪文を使い呪いの火に包まれるが、晶馬が肩代わり。
 →サネトシのマジで?が面白かった。
 →呪文は、「運命の果実を一緒に食べよう」

⑧陽鞠と苹果ちゃんが生き残り、冠葉と晶馬は消滅する事になる。消滅した二人は、小学生へと転生?し、1話導入部と同じシーンに。
 →しかし、これが銀河鉄道の夜だとは‥‥
  小学生A「だからさ林檎は宇宙そのものなんだよ。手の平に乗る宇宙。この世界とあっちの世界を繋ぐものだよ。」
  小学生B「あっちの世界?」
  小学生A「カンパネルラや他の乗客が向かっている世界だよ。」
  小学生B「それと林檎になんの関係があるんだ?」
  小学生A「つまり、林檎は愛による死を自ら選択した者へのご褒美でもあるんだよ。」
  小学生B「でも、死んだら全部おしまいじゃん。」
  小学生A「おしまいじゃないよ!むしろ、そこから始まるって賢治は言いたいんだ。」
  小学生B「わかんねえよ。」
  小学生A「愛のハナシなんだよ?なんで分かんないかなあ〜。」

ここまでダラダラ書いたけど、イクニ氏すげーな〜。小説版も読んどかないと。日常の尊さってのが‥‥辛かった。
よくわからんかったけど号泣してしまった。サネトシをもう少し掘り下げてほしかったけど、掘り下げたら普通の存在みたいな感じで、不思議感が出なかったから、まあ、あれでよかったかなー。今年の見納めにはいいアニメだった。