2011年をさらっと振り返ってみた。

年の瀬です。2011年は、超円高、震災、タイの洪水‥‥暗い話題ばかりで、今年の漢字はてっきり「災」だと思っていましたが、「絆」でした。まあ、大変な年だった事は変わりませんが、2011年を振り返ってみます。

《映画編》
 今年は、38本の新作映画を観ました。ちなみに今年の見納めは、『宇宙人ポール』になると思います。永遠の僕たちも気になりましたが、見納めは、SFだろう!SF!という勢いで。過去のSF映画へのオマージュ、ゲイネタと純粋に観てて面白かったし見納めには凄くよかったです。アニメ映画で言えば、ディズニーの『塔の上のラプンツェル』が良かったです。良く動く、良く飛ぶ、CGの真骨頂でしょうね。映画好きが結構上位にあげるのも納得いきます。しかし、今年の話題をかっさらったと言えば、「けいおん!」でしょうか。どってことない映画でしたが、いつも通りの『けいおん!』で、暗い話題が多かった2011年を屈服させるような「日常」を感じられて、フワフワした気持ちになりました。また、倦怠期夫婦間のリアルを描いた『ブルーバレンタイン』、深い悲しみに耐え光を探す夫婦を描いた『ラビットホール』と、こじんまりしてましたが、どーんと現実を突きつけられたような作品もあり、ええ映画観たなと思います。ちなみに今年のベスト10は下記になります。

1位:ミスターノーバディ
2位:ソーシャルネットワーク
3位:未来を生きる君たちへ
4位:神々と男たち
5位:トゥルーグリット
6位:宇宙人ポール
7位:ブンミおじさんの森
8位:ラビットホール
9位:ブルーバレンタイン
10位:アリスクリードの失踪

 1位はぶっちぎりで、ミスターノーバディでした。「選択」の残酷さ、「選択」しないと言うこと、その映像美に完璧にノックダウンされてしまいました。DVDも買いましたが、BD化を希望します。上記以外だったら、『マネーボール』、『ラストターゲット』など中々面白かったです。『ツリーオブライフ』は賛否両論(圧倒的に批判多し)でしたが、映像美に音楽に良かったな思います。内容は、イメージショットを1/5くらいにしてれば、酷評されなかったなーと思います。芸術なんて言ってるけど、うまーいこと昇華されてなかったので、やりたいことぶち込んで、カットカット‥‥。そんな生まれ方をした映画にしか感じませんでした。『ミッションインポッシブル』も面白かったです。『黄色い星の子供たち』はメラニーロランが綺麗で、内容もとより、メラニー映画になってた。今年よかったなと感じた俳優は、ニコールキッドマンかなー。むかついたけど『ラビットホール』良かったな。来年は、新作50本観るのを抱負で。

《アニメ編》

 アニメは、なんと言っても『魔法少女まどか☆マギカ』でした。正直、なんだよ『まどマギ』って言う蔑んだ目で4話くらい観てなかったけど、マミられちゃったあたりから、どんどん無視出来ない存在に。10話、11話も凄かったなー。1クール12話であの完成度を誇ったのは凄いと思う。逆に言えば、12話だったこその”勢い”でストーリーを突き進めたし、キャラ一人一人もパンチが効いてたし、バトルシーンも良かったけど、一番は、ほむほむの髪をかきわけるシーン!あれは良かった。春には、『あの花』。まさしく設定勝ち、一話導入部の暗さはすんごく良かったです。それもシークレットベースに、10年後の8月。奇跡的な設定のもと、もっと踏ん張ってれば良かったのに、最終話は何ぞや?展開。みーつけた!って。。まあ面白かったけど。しかし、ぽっぽのトラウマがあまりにうすっぺらくて、もっと削れば精度でたのにな。あの花よりも『C』のほうが良かったかなー。それに『シュタインズゲート』。初めの数話はなんだかよくわからねーけど、不思議なアニメだったけどループがあからさまになってきたら、やばすぎた。もう一度みたいわ。『花咲くいろは』はのほほんとしてたし、みんなかわいいし良かった。『境界線上のホライゾン』は、わけわかんなかったし、わけわかんなくて終わったけど、面白かった!と思えたのが、凄い。来夏に2期スタート予定なので、かなり待ちますが楽しみに。また『輪るピングドラム』。『少女革命ウテナ』のイクニ氏脚本&監督でした。いやー面白かったなー。比喩多すぎて難しかったけど、良かったわ。ウテナと比較すると、そりゃ負けるわけだけど。(6月には、ウテナ役の川上とも子さんがお亡くなりになってしまいましたね。悲しいです)まあいいアニメ多かったし、良かったか。来年は、まどかの劇場版に、

なのはA'sの劇場版。

中々楽しそうだわー。後はエウレカAO!まさかの続編か!期待に期待が膨らむ2012年。来年はいい年になりますように。