「ヒミズ」を観ました。

新年一発目です。年末は、コタツでぬくぬくとみかん食いながらテレビ観たり、深夜に映画観たりとぐうたら過ごしていました。年があけたと思えば、もう中旬です。あっという間に、春が訪れ、夏、秋、冬‥‥。時間なんてすぐ過ぎ去ってしまいます。今年も一つ年をとるのか‥‥。
とりあえず、デザインも心気一点変えてみて、映画の話です。「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」などの代表作がある、園子温監督の「ヒミズ」です。(ネタバレ有りです)


あらすじ:どこにでもいる中学3年生の祐一(染谷将太)の夢は、成長してごく当たり前のまっとうな大人になること。一方、同い年の景子(二階堂ふみ)の夢は、自分が愛する人と支え合いながら人生を歩んでいくことだった。しかしある日、2人の人生を狂わせる大事件が起き……。

感想:センチュリーシネマにて、初日だったからか、中々混んでいました。僕は、この監督は「冷たい熱帯魚」くらいしか観た事ないんですけど、ヒットメーカーになっとりますねー。原作は古谷実の同名「ヒミズ」。原作は読んだ事ないんですけど、結構有名らしい。肝心の内容と言えば、終始ぎゃーぎゃーうるさいし、叫んでればええだろ、雨で池?でずぶぬれになればええだろ、死ねっていっとけばええだろ、っつー感じが漂っていて個人的には好きじゃなかったです。あの過剰な演出も苦手なんだよなー。「冷たい熱帯魚」もそうだけど、出てくる人が基本的におかしいから、メリハリがないし、リアリティもない。しかし、全体の9/10くらいまでは、個人的に駄目駄目でなげーなー(129分なのでたいして長尺ではない)と思っていたんだけど、二階堂ふみちゃんが主人公説得(おせっかい)するシーンが良かった。最初はおかしかったけど、だんだんまともになってきたのが良かったですね。あと、宮崎あおいに激似すぎ。二階堂ふみちゃんのおかげで、救われたというかほっとしました。あと、原作は結構違うみたいですね。たしかに、最後は、そこは死ぬとこじゃないの!?と思ったけど‥‥。後は、でんでんは「冷たい熱帯魚」的使い方しかできないんだったら、出さなくていいんじゃないのかなーと思いました。
個人的評価点:33点