合体から学ぶ”みんな”演出 『ガンダムビルドファイターズトライ』9話を見た。

ゴツゴツとした機械が合体する瞬間のエモーションったらトンでもない。世代的なモノだろうけど、映画の出来がどうか別として「パシリム」からはアニキと弟の合体シーンでもはや、「弟はアニキの背中を追いかけていた。しかし、実はアニキは弟の背中を追いかけていたんだ」とかグレンラガン回帰というか妄想に発展し、気づいたら合体シーンで号泣していたとかしていないとか…

そんな馬鹿な話は別として、秋アニメのテッペンで戦い続ける「ガンダムビルドファイターズトライ」9話見たので感想を。
9話は2期のテーマである”みんな”を嫌みなく演出した”合体”回だった。

まず、伏線として8話で優勝候補の宮里学院がチーム・ギャン子(聖オデッサ女子学園)を下した後、ギャン子をサカシタ・ヨミがdisるシーンから始まる。


ここで本気で戦った者を愚弄するなと一発ビンタをかます

個人の主張でテーマである”みんな”がちょっぴりバラバラになる。
8話からの伏線があとでグッと来る演出になっている。

次にチーム・トライファイターズ。
フミナ(おっ)パイセンのガンダムはウイニングロードとかいう超必があって、バラバラになって仲間と合体することで、ガンダムのポテンシャルを高めることができる。9話に関しても、セカイが操るビルドバーニングガンダムと合体する。

ここまでは、普通の試合と一緒だが、9話ではトライファイターズと徹底的に対峙させるため、宮里学院同士も強引に合体させるウルトラC演出を見せる。

そしたら、トライファイターズはユウマのガンダムが足代わりになる…と、こちらもクロスカウンター演出で向かい受ける。

バトルのラストカットは、ビンタが伏線となるのか(少し強引な気もするが)、顔に一撃。

30分という短い尺のなかで、互いを対峙させながら、大げさにならない程度にコンパクトに素早い演出が効いた回だった。
ちょっと体感スピードとしては1期よりも早い気がするが、2期の目指す”みんな”感がギュッと詰め込まれており、2期1クール目の到達点的なお話だったと思います。おわり