『恋のロンドン狂騒曲』を観ました。※ネタバレあり

きっとまた会えるわよ〜。来世でね!

[あらすじ]
アルフィ(アンソニー・ホプキンス)とヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)は長年連れ添ってきたが、結婚40年目にして破局を迎える。あまりのことにひどく動揺したヘレナは自殺未遂を起こし、一人娘サリー(ナオミ・ワッツ)は困惑する。だが、実は彼女自身も売れない小説家の夫ロイ(ジョシュ・ブローリン)との間に問題を抱えており……。(yahoo映画より)

[感想]
年に二回もウディ・アレンを観れるとは、なんとも幸せなことだろう。今年は、『ミッドナイト・イン・パリ』も中々面白くて、つい先日もウディ・アレン主演のドキュメンタリー映画『映画と恋とウディ・アレン』を観てきたばかりで、まさしく”ウディ・アレン年”!
前も書いたけど、ウディ・アレンの近年の作品だと、『さよなら、さよならハリウッド』が大好きで、あのくらい力の抜けた馬鹿馬鹿しい作品が観たいとずっと思ってたんですが、本作『恋のロンドン狂騒曲』もいい感じに力が抜けていて、笑えるし面白かったです。個人的には『ミッドナイト・イン・パリ』より好きかなー。

個人的に、ヘレナの「今じゃないと思うけど、来世かしら?」って何も考えずに、ぺらっと人の傷つくこと言っちゃうキャラが大好きで、今度は何を言うんだ!ってニヤニヤしながら観てしまいました。
ただ、結局ヘレナ以外は、全員思い違いというかアンハッピーになってしまって、占い師にだまされていたヘレナだけ救われる感じになってしまいました。信じなくて馬鹿にしてたものが救われず、信じる者は救われるじゃないけど、なんだかウディ・アレンの皮肉がかったジョーク映画だったんだなーって一つやられた感じの映画でしたね。

評価点:64点