『アメイジング・スパイダーマン』を観ました。※ネタばれ有り
”アメイジング”でもないけど、サムライミ版より良かったかな。
[あらすじ]
高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は両親が失踪した8歳のときから伯父夫婦のもとで暮らしていた。ある日、ピーターは父リチャード(キャンベル・スコット)の共同研究者だったコナーズ博士(リス・エヴァンス)のもとを訪れ、研究室で特殊なクモにかまれてしまう。その直後、ピーターの体には異変が起き……。
[感想]
『(500)日のサマー』のマーク・ウェブが監督2作目にして、大作映画にチャレンジ。過去のサム・ライミ版の3部作と比べてもダークな、やや『ダークナイト』影響受けつつの新生スパイダーマンでした。
主演は、『ソーシャルネットワーク』に出演したアンドリュー・ガーフィールド、ヒロイン役に『ゾンビランド』のエマ・ストーンです。
当初リバイバルから、5年と比較的短い期間と、”アメイジング”とハードル上げたタイトルがつけられていたので不安でしたが、個人的にはサム・ライミ版より楽しめたかなーと感じています。
楽しめた要素としては、まずヒロイン役がMJ(キルスティンダンスト)から、グウェン・ステイシー(エマストーン)に変わった事が大きいんじゃないかな。知的な女だし勇気もあるし、何しろエマ・ストーンが可愛い!(個人的には、金髪より『ゾンビランド』くらいの色が好みなんですけど‥‥)
作品自体のコメディ要素が少なかったので、あまり目立たなかったですけど、ピーターがスパイダーマンという事実を知って、ピーターがリザードを追いにビルから飛び降りるシーンの反応とかが、さすが!エマ・ストーン!と思わず、笑みを浮かべてしまいました。
ガーフィールドもなかなか好演で、ちょっと男らしくないナヨナヨしさが表現出来ていて、良かったですね。ナヨナヨしい奴って自分の得意分野でかっこつけたり、自分が大いなる力を持ったらすぐ調子にのっちゃうんですけど、そのお約束も上手く表現出来ていましたね。
もう一つの楽しめた要素としては、今回初めてIMAX 3D環境で観れたことですかね。僕は比較的後方に座っていたんですけど、それでも、スクリーンの大きさにびっくりしましたし、3Dも効果的に使われていました。アクションシーンが多い作品は、特にIMAXシアターで観た方がいいですね。『ダークナイト・ライジング』も楽しみだなー。
全体的にまとめてしまうと、アクションシーンは最高だったし、怪我して思うように飛べないスパイダーマンをクレーンで道を造ってあげてってシーンは、ぐっときたし、続編への伏線とかワクワク感はたっぷり味合えました。只、スパイダーマンになる前の前半部分は、少しバタツキを感じてしまいました。僕は、『バットマン・ビギンズ』は、結構楽しめちゃったほうなので、スパイダーマンになるのは遅いなーとか 感じなかった人なんですけど、ストーリーが少し駆け足になったり、思うように進まなかったり、違和感(テンポ悪い)を感じました。まあ、気になったのは前半部分だけだったし、後半はスパイダーマンかっけー!って興奮してたので、良かったと思います。
正式には、来週から公開ですが、3D先行上映してますので、是非今日から観にいきましょう。
評価点:67点
[作品概要]
作品名 :『アメイジング・スパイダーマン』
監督 :マーク・ウェブ
製作年 :2012年
製作国 :アメリカ
上映時間:136分
[関連作品]
『スパイダーマン1,2,3』:00年代のアメコミヒーローものとしては外せない映画。
『(500)日のサマー』:マーク・ウェブの監督1作目。サマーが可愛いんですよね。