『SHAME』を観ました。

あらすじ:ニューヨークに暮らすビジネスマンのブランドン(マイケル・ファスベンダー)は、プライベートのすべてをセックスに費やしているほどのセックス中毒状態。そんなある日、ブランドンのアパートに妹のシシー(キャリー・マリガン)が転がりこんでくる。恋愛依存症リストカット癖のあるシシーとの生活で、二人は激しくぶつかるようになり……。

感想:正直もう少し奮闘するかと思ったが‥‥。セックス依存症になった男(マイケルファスベンダー)と、転がり込んできた恋愛依存症の妹(キャリーマリガン)をもの悲しく描いた映画。キャリーマリガンってキュートなおばちゃんって印象があったんだけど、今作は特に身体作りもしてなかったからか只のおばちゃんにしか見えませんでした。しかし、意外と歌上手いんですね〜。妹(マリガン)は歌手とか言ってるけど、歌がうまいくらいで、ふらふら、あちらこちらへ行く只のリストカッター。僕は〜依存症じゃないし、自殺願望とか全くない人間なので、只の変態をシリアスに描いてるんじゃねーよと突っ込みたくなりましたが、後半のデートした女の前では駄目駄目(直後の娼婦戦はぶち込んでましたね)で、あまりにもの性欲で男に手を出しちゃうって所から、多分信じられんくらい辛いんだろうなーと少しは思いました。(よく妹に手出さなかったなと思ったくらい)(※多分、ブランドンはシシーが好きなんでしょうね。)妹も妹で、下品に言えば只のメンヘラビッチだけど、まあ辛いんだろうな。と、全体的な悲しい雰囲気は嫌いじゃないにしろ、あまりに客観的に観ていたせいか、殆ど関心がなかったです。別に嫌いじゃないけど、肌に合わなかったって感じ。言うならば全く趣味の違う友達の友達と飲んでいて、全く興味のない話を、友達の友達が一生懸命語っているのを遠目に聞いている感じ。そこには自分はいなくて、観察しているだけ。

評価点:45点