「ダーク・フェアリー」を観ました。

名古屋に来てはや11ヶ月‥‥。来月末でもう1年です。景気が悪く、会社では残業さえ禁止レベルの警告発動です。真剣に身の振り方考えなきゃなと思って半年くらい経ちますが、将来の事を考えている余裕もなく時間ばかり浪費しています。と、暗い話はさておき、『地下室の魔物』のリメイク作品、『パンズラビリンス』のギレルモデルトロ脚本の『ダーク・フェアリー』をミッドランドスクエアシネマにて鑑賞しました。(ネタバレ有り

あらすじ:両親の離婚が原因で心に傷を負った少女サリー(ベイリー・マディソン)は、父親のアレックス(ガイ・ピアース)と彼の恋人キム(ケイティ・ホームズ)と共に郊外にある屋敷に移り住むことに。ある日サリーは封印されていた地下室を発見するが、そこにはえたいの知れない魔物がひそんでいた。そして地下室にあった小さい扉を開けてしまうが、それ以来屋敷では不可解な出来事が続発し、サリーを狙い闇の奥から魔物たちが迫ってきて……。(yahoo映画より抜粋)

感想:ギレルモ×少女というと、どうしても名作『パンズラビリンス』を思い浮かべてしまうし、本作『ダーク・フェアリー』もダークファンタジー×ホラーの位置付けだしってことでかなり比較する人が多いと思う。『パンズラビリンス』は少女の妄想、内的な要因によって進むストーリーだけど、『ダーク・フェアリー』は、悪い妖精にそそのかされ封印を解いてしまい、襲われるという外的要因によって進んでいくストーリーである(といっても、両親の離婚、誰も自分を信じてくれないと根本的な事は、内的要因か)。導入部は、ホラー映画の教科書通りで、いいスタートです。しかし内容は、突っ込みどころは満載で、あんな少女とっとと引きずり込めばいいものの、まるでお役所仕事のように少女一人を連れ去れない妖精。それに、唯一最初に理解してくれたキムも危険をさっちしたんなら、親父ぶっとばしてでも連れ去るべきだったと思う。あのじいさんなんで事故ですまされてるのか、しかも昔からあの洋館しってながら、事故って瀕死状態なんて。あとは、子役が可愛くないってとこ(そこは突っ込むところでもないけど)。といっても、あの雰囲気は大好きで、広い庭だとか、古い洋館だとか、良い部分あったし、あのブサ可愛子役も次第に可愛くみなれて‥‥。最後は、仲良くなったキムが殺されてしまうという、悲劇。何となく最後のシーンでは、少女はいい方向に進んでいく感じがしましたが‥。

評価点:62点