Fareast Death Cult 2017 IN 名村造船所跡地 STUDIO PARTITA レポ

昨年ぶりにFeDCに遊びにいってきました。今年のFeDCはこの日がラストということで物凄いメンツでしかもオールナイトイベント!の力の入れよう。ちなみにオールナイトってのは前々日くらいに知ったのでホテル代浮いた!ラッキーみたいな(笑)しかしながら、先に書くと30歳超えてからののオールナイトはさすがに身体にはキツイ。大学生の頃オールなんて余裕だったのにどうしてここまでキツイのかと身を染みて感じた。

さて、18時半スタートだったこともあり3時過ぎの近鉄名古屋からアーバンライナーに乗って難波へ。名古屋から大阪に行く方法は新幹線、近鉄、高速バス、(あと気合いの各停)があるけど、近鉄アーバンライナーがおススメ。新幹線だと約50分(のぞみの場合)で往復11,660円掛かるが、近鉄だと普通に買った場合でも、往復8,520円。新幹線も金券屋に行けば多少なり安くなるけど、近鉄チケットを金券屋で買うと往復6,800円で済む。近鉄に割と近い金券屋で買ったらこれだけ掛かったけど、駅から離れた金券屋を探すともっと安いところがあるかも。新幹線の倍の2時間かかる(列車によっては2時間半)けど、正規で買うより▲4,860円もお得!これは一回飲み食いできるねってレベルで浮くのでおススメ。ちなみに各停でも3,350円掛かるので近鉄大正義感ある。と話がそれましたが、大阪難波から地下鉄四ツ橋線に乗り換え「北加賀屋」駅まで。10分くらいでしょうか。「造船所跡地」と聞くと結構遠いのかな〜と思っていたのですが、難波経由で来たのもあって近かったですね。名村造船所跡地までは歩いて10分くらいでしたかね。殆ど道真っ直ぐなので初めてでも迷わずに辿りつけました。初めて来たんですけど、こんなところでライヴやるんだ!すげー!となるアンダーグラウンド感のある場所。

ライヴ以外も出来るようなアートスペースになっているようでこの日も手前の建物では別のイベントをやっていたよう。ちなみにFeDCは奥にある倉庫跡?のような建物内で行われていました。倉庫の外にテント張ってフードコーナーを作っていました。バーは外の屋根下にあってそこに立ちテーブルが幾つかと、椅子x机タイプも複数あり休めるスペースに。ロッカーも100くらいあったのかな?ロッカー上の2階で物販をやっていました。中に入るとこんな感じ。

着いて中見たりお酒飲んでいるうちにオープニングアクトのSex Messiahが!Sex MessiahはTERROR SQUADの宇田川さんがVoやっているので、見終わるとTERROR SQUADも見たくなっちゃうんですがSex Messiahやっぱいいですね。昨年ウォーベスチャルブラックメタルの本が出ましたが、まさにそのあたりの音を出していて会場内の暗黒度が高まってよかった。次は大阪の Five No Riskだったんだけど、なんとバンド転換タイムが10分以内で即スタート!この手のイベントは遅れるのがデフォルトなので時間通り(むしろ早い)に始めたのは驚愕した(笑) Five No Risk名前は知ってたんだけど、見るのは初めて。Sex Messiahの暗黒ムードから一転してハードコアパンクだったので難しい役回りだったと思いますが、会場内を盛り上げててよかったです。かっこよかった。

説明が後になったけど、会場はステージとフロアに分かれていて交互にライヴをするといった流れなので転換が上手く進んだんだと思う。転換中に音だしして「よし!」って感じで殆どのバンドが速攻演奏していた。(たぶん早く進み過ぎたのでDiedroのとき時間調整してたと思われる)これが当日のタイムテーブル。

フロアにもどって死んだ方がましの演奏。あまりこの手の音は詳しくないのですが、今年出たアルバムもよかったので期待していたが、期待以上のライヴでした。この辺語るに語彙がなさすぎて…。そして次はPALM!このあたりからハードコアなモッシュする人が多数見受けられた。少し音の輪郭がうっすらしていた印象だけど、やっぱかっこいいな〜。ベースの人が外国人になってた。

5組目は日本が世界に誇るオールドスクールデスメタルバンドのCOFFINS!僕が見たCOFFINSでいちばん広い会場。しかも初めて最前で見てしまった。スラリとしたイケメンVoのスタンド使いがいちだんとかっこよくなっていた気がする。ギターは相変わらずかっこいいし、ベースあたけさんの暴れっぷりもステージ映えがたまりませんし、重量感たっぷりのドラミングも、まるでイカリを引きずるようなズルッズルのデスメタルを強調していて最高!新曲も何曲かやりつつラストに定番Evil Infectionで〆。叫び過ぎて喉が痛くなった(笑)

Wolfgang Japantourも名前は知っていたけど見るのは初見。女性ボーカルなんだけど、音自体は曲によってめちゃんこ速いのがあったり。転換してステージはSilverbackが。2組は少し後ろ目でゆったりと見てました。そして来ましたFramtid!これがちょー盛り上がった。ピットなんてなんのその。無秩序に入りまじり暴れまくるパンクスたちを見てこれがクラストや!!とかっこよすぎて悶絶。久々に見たのですが、う〜ん定期的に見たいバンドだ。そして夜も深まったところでドランク!ロックンロール!な Nepenthes!4人体制になってから初めて見たけど、相変わらずノリがよくて最高!根岸さんのマイクパフォーマンスも神がかっていてとにかくステージ映えが半端なかった。来月アルバムが出るとのことでこれも楽しみだ!

少し時間調整が入り名古屋からDiedro Los Diablos!深夜のDiedroのハードコアはあまりにも正しいタイムテーブル!やっぱり大阪のピットは凄い。ここから一気にゴリゴリのハードコアタイムで、she luv it!青白い照明で極悪さが表現されていてこれまためちゃんこかっこよかった。ピットもセコナンの次に広かったんじゃないかな。その次はミミレミミだったんだけど、酔っぱらっていて記憶に残っていない…(後で携帯見ると写真とか動画ガッツリとっていた…)。1時も回ったところでFRIENDSHIP!本日の音デカい選手権は優勝といったところ。ボーカルの方はいつも通りフロアまで降りてきてピットは盛り上がるばかり。このバンドメンバーのスタイルがガッシリしているのでほんとステージングがかっこいいんですよね。演奏しているだけでクソかっこいい。この日も絶好調でした。

ここで30オーバーの体力切れか死んだように寝てしまいT.J.MaxxとDub 4 Reasonは見れずしまい。何とかラストはとSecond To None!この日も暗黒メタリックハードコア!ほぼ視界のない中のモッシュピットはものすごいことになっていた。この日最大級で完全に暗黒武闘大会(笑)もちろんアンコールをやったけど、みなさん「まだ電車ないぞー」という感じで面白かった(笑)終わったところでまだ4時前だったので時間通りで終わった模様。この手のライヴでここまで進行がスムーズだったのは初めてだったので驚くばかり。台風が近づいていたので当初の目論見よりも集客は少なかったのでしょうが、それでも各地方から遠征してこれている人がいたり、バンド側もお客さんも皆さんとても楽しまれていたようで心地よい時間が過ごせました。来年やるかはわからないそうですが、国内のアツいバンドがたくさん出演する素晴らしいイベントなので今後も続けてほしいですね。