最近聴いた音楽 vol.２

前回（最近聴いた音楽 vol.１ - つぶやきの延長線上）から、６日ほどしか時間が経ってませんが…。この夏休み実家に帰るわけでもなく、映画を見てはビールを飲んで、ビールを飲んでは音楽を聴いてって生活だったので、iPodにぶち打ち込んだままの音楽を結構聴けたので投稿。たまっている音楽聴き終えたら、新しい音楽求めてApple musicでもやりますかね。好きなジャンル以外を攻めるのにいいツールだと思う。

◼Redsheer 『ETERNITY』

Eternity

ATOMIC FIREBALL、SCALENE、Bucket-Tのメンツが揃った３ピースバンドRedsheerの2015年1stアルバム。このバンドの音楽は何とも形容しがたい。ヘヴィなロックに聞こえれば、カオティックハードコアのようにも聞こえる。ボーケルの悲痛な叫びを聴くと、人間持って生まれた奥底に眠る感情がむき出しとなって、リスナーに襲いかかってくるようだ。構成的にはミドルパートがほとんどを占めるが、これほどまでに熱く、息苦しく、そして美しいメロディが響き渡る音楽も珍しいだろう。様々なリスナーに感想が聴きたくなる作品だと思った。

◼Zenocide／W.D.L.K　『dirtbag cartel Spilt CD』

東京のパワーヴァイオレンス／スラッジ／クラスト・ハードコアパンクのZenocideと京都のスラッジコアW.D.L.Kのスプリット。W.D.L.Kはヴァイオレンスなスラッジコアという感じで、超重量級のハンマーを何度も頭に叩き込まれるような感覚。これぞ、スラッジコアや！とテンションあがりまくり！かっこいい。
Zenocide前回のEPからパワーヴァイオレンス気味の音になってきたなと思っていたが、見事にブチ切れクラスト／パワーヴァイオレンスに仕上がっている。クラストながらも、コフィンズのようにズルズル鉛をぶら下げているかのような重量感もあり、ブラストビートをブチ込んでパワーヴァイオレンスのように変容していく。すげえかっこいいですよ。

◼All Out War 『DYING GODS』

Dying Gods

きたきたー！デスメタリック・ハードコアバンドAll out warの2015年作。All out warといえば、スレイヤー影響大のリフにハードコアの爆心力を兼ね備えたNYHC界の伝説！本作もこれぞメタリック・ハードコアといったギターの刻みと戦車のような重量感のある疾走パート。そして極悪なビートダウン！きたれモッシュパート！なんとも凶悪な音楽だ。そして、なんと９３年のデモのダウンロードコードが付いてくる太っ腹！

◼MINDFUL OF PRIPYAT 『 ...and Deeper, I drown in Doom』

イタリア産グラインドコアMINDFUL OF PRIPYATの1st。低めのグロウルに、ゴアグラインドばりのガテラル繰り出す。ドラムの超速ブラストに手数の多いミドルパート。そこまで激似ではないけど、イタリア産ってのとボーカルパートはクリップルバスターズっぽさを感じたな。同郷の匂いですかねーー。久々に超かっこいいグラインド出てきたのでオススメです。

◼bacho 『最高新記録』

最高新記憶

姫路のエモーショナル・ロックバンドbachoの記念すべき1stアルバム。#1「さよなら」いきなりファストパート、イントロのドラムから一気に加速していき、エモーショナルな魂の叫びが轟いていく。音はさわやかなのに、伝わってくる想いは熱くて、哀愁が漂い、泣けてくる。これぞ本当に最高新記録なんだ…。Amazonでも流通していますが、toosmellrecordsで買うと４８ページにも及ぶzinが付いてきます。

◼LIGHTNING BOLT 『FANTASY EMPIRE』

ファンタジー・エンパイア

約６年ぶりのノイズ／オルタナティヴ・ロックLIGHTNING BOLTの6thフルアルバム。ドラムとベースの二人組。ノイジーなベースと手数の多いドラムが異空間を作り出す。ギターレスといってもエフェクトされた歪みのあるベースが主体となっており、ギターのように聴こえます。カオティックハードコアのようなドラムに、インダストリアル・メタルのようなブレイクを入れたり、様々な音楽の影響をうかがえるなと。ハードコア、インダストリアル、メタル好きにもおすすめ。

◼CHAPEL 『Satan's Rock 'n' Roll』

カナダのサタニック／スラッシュ／メタル・パンク・ロックンロールのCHAPELの１３年のアルバム。はるまげ堂再入荷でゲト。ヴェノムにモータヘッド・ロックンロール取り入れて、パンクする最高にかっこいい！ファッキンメタルパンク！国産あたりだと、アビゲイルあたり好きな人にもオススメ。