「テラハる?」が合言葉/『テラスハウス』実況したら‥‥

「テラハみようぜ」

既に何回かはチラ見したことがあったのだが、友人がテラハみたいと言い始めたのでTwitterで実況しようぜ!との軽いノリに…話題のテラハを初めてまともに見てみた。僕もそうだけど、僕の友人も粗探ししちゃう人なので、そんな人の感想というのがこのエントリーの前提です。

テラスハウスとは…
番組の主人公は、“どこにでもいそう”だけど“手の届かない”男女6人。舞台は、今、若者の間で話題になっている「シェアハウス」。6人は、海辺にたたずむ一軒の家で、縁もゆかりもない同士で共同生活を始める。そのシェアハウスの様子を四六時中カメラで追いかけ、彼らの生活にあふれる、誰もが憧れるようなキラキラした青春・友情・恋愛・夢、そして、嫉妬・挫折といった、リアリティショーならではのさまざまなドラマを、すべて記録していく。
そこにあるのは、あなたが知っているようで知らない、今の本当の若者たちの姿。彼らのリアルな感情と最新のライフスタイルを、最先端の音楽と目を見張る臨場感たっぷりの映像とともにお届けする、本格的なリアリティショーが、この秋、開幕する!!(番組公式より)

ゆうなればあいのりの引きこもり版、バスという限定された舞台が家にすり替わっている。あいのりとは違い世界を旅せず、時にリビング、時に男部屋、女部屋、男子トーク、ガールズトークと時に外に出るが、基本的な映像の主は家の中にとどまる。あいのりの規模を縮小したような番組である。僕は、あいのりについても熱心なファンじゃなかったし、ELTの曲がいい(中学時代もっちー推しだった。)なーとかそんな程度の記憶しかない。
まあ、ヤラセじゃねえか?いう問いに関しては、色々と検証すればいいわけですけど、まあ、ヤラセじゃなかったらつまらないじゃないですか?普通の日常やって視聴率取れたら苦労しないわけでして‥‥まあ、ヤラセというか演出として見るべきと思いました。番組側があくまで事実として謳っているなら一種のモキュメンタリーのような感じとして受け取ればいいと思う。

それじゃ、TVに出ているキラキラしている人たちを観察するの?と言えば、少し違う。実は全くキラキラしてない。みんな自分を売り込みたくて必死でどちらかというとギラギラしてる。メンバーに着目すると、役者の卵やボクサーあがり、ミュージシャン、写真家と夢追い人ということがわかる。そりゃ自分を売り込むわけだし、どこぞの一般人の恋愛事情なんて撮ってもつまらないので、番組作りとしては古典的じゃないか?と感じた。そして今回の放送は、

・若手写真家がミュージシャンに告白してフラれ、次の日にLIVEを一緒にするという地獄絵図到来。
・そして、どこぞのお嬢様に対してグラビアアイドルが「あんたのこと気に喰わないのよ」的なことを指摘し、それについて会議が始まるという…

まあ、この回の感想はどうでもいいとして、出演者もリアルタイムで『テラスハウス』を鑑賞できるらしく、自分の演技批評が可能ということが少し面白いかなと思った(少しね)。少し前にチラ見したさいメンバーの一人が俳優としてドラマデビューしたらしく、その演技を自分が出演している番組内で他のメンバーに批評され少々めんどくさい劇中劇を演出をしていたこともあった。

夢追い人を起用する事でヤラセじゃないの感を演出。番組から退場した後もメンバーと番組的にはwin-winな関係を築く事ができる。まあ、TV番組なのでよくあることなのだが、基本的に夢追い人ってのが…個人的に嫌悪感を抱いてしまう。この前はてなブロガーのデマこいてんじゃねえさんのこんなエントリーを読んでいた。

「ふつうの人には夢なんて無いんだよ」 - デマこい!

それを読んで夢について淡々と考えていたのだけど、(少々話が脱線します)正直人によって夢を人に語る方がいい人って考え方をする人がいたりする。個人的に夢は、夢といより好きなことやりたい事を追求し続けていたら、気づいたら叶っていたようなものと考えている。また、僕個人に限って言うと正直夢なんてない。「夢は努力し続ければ必ず叶う」っていう言葉は、実際夢を叶えた終わった人の後付けの言葉だったり、自己啓発系ビジネスをしている人のセールストークで、夢を追っている人のモチベーションを上げる為の言葉だと思っている。どんなに願っても努力しても叶わない夢は必ず存在するのだ。
だから僕は夢という言葉よりも目標と言った方が現実味出てきて、それに対するプランが立てられるし、夢という言葉に騙されないで純粋に突き進むことが出きるんじゃないかと思う。まあそれは個人の考えなので言葉なんて要らないのだけど。
どうしても今回の『テラスハウス』もそうだが、TVドラマだと「誰にでもわかりやすく」ってのがあって、言葉で全て説明してしまい説明過多になりがちである。夢を言葉にして発するなら途方もない覚悟が必要だし、個人的には夢をベラベラ喋る人は好きじゃない。全てを言葉で表現するのはやかましい。その前に遂行せいと僕は思う。

と、話が脱線したが、『テラスハウス』真面目に見るとどうしても神目線になるし、息抜きする意味で何も考えずにエンタメとして見ればいいんじゃないだろうか。それでむかついてしまったらしょうがないが、ある意味ファッション感覚でこの”軽さ”を楽しむってのもありじゃないかな。
ちなみに友人は「全員セックスしているように見える」と言っていたので、まあ、そう考えるともっと複雑な事情が絡み逆にエンタメとして面白味が出るんじゃないか!と、冷ややかな目でとりあえず後一回くらいは追ってみようと思う。まあ、友人と実況するという行為は面白いもんね!