『LOOPER/ルーパー』を観ました。※ネタバレあり

[あらすじ]
未来からタイムマシンで送られてきた標的を消す、“ルーパー”と呼ばれる殺し屋のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。ある日、ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分(ブルース・ウィリス)だった。ジョーは、未来の自分の殺害をためらい逃がしてしまうが、その後未来の自分から、やって来た理由を明かされ……。(yahoo映画より)

[感想]
世間的にも評価が高いし、映画評論家町山智浩氏の昨年ベスト1と伺っていたので、過度に期待をして鑑賞してきました。
予告とかあらすじを観る限り、未来から送られてきた自分を殺す!?とちょっとコミカルな映画なのかなーと思っていたら、意外と真面目な映画でした。
音楽センスも良かったし、いろんな映画のオマージュが盛りだくさんっぽかったなー。
冒頭の説明シーン(ルーパーの仕事ぶり)の”バンッ!バンッ!バンッ!”って言う音というかテンポは、『レクイエム・フォー・ドリーム』の冷蔵庫を閉めるシーンだったか、薬飲むシーンだったかーのテンポに似ているなーなんて思いました。
空飛ぶバイクとか町並みもドヤドヤしていて、80年代映画っぽい雰囲気があったり、薬でハイになって町中を暴走する音楽もちょっと古めかしい音で良かったです。
映画の内容自体もなかなか良く練られていて、他の人のレビューとか観るとなかなか深い意味がある細かい演出とか、続編作れそうな演出とか、後で人と語りたくなる演出がふんだんに鏤められていた映画でした。

僕が一番いいなーと思ったシーンは、やっぱり後半の超能力発動シーン。「暴走した魔力が爆発を起こす!(某Dクエストより)」
レインメーカーがTK(決して小室哲哉ではない)能力で、殺すシーンなんてデパルマの『キャリー』というか『フューリー』っぽくて凄く良かった。

ここまで書くと大絶賛じゃんとか思われるけど、残念ながらあんまり面白いと思わなかったです。
書く事書いてると恰も面白い映画観たような感想なんだけど、いまいちのれなかったというか、純粋に面白くなかったし、どう見たら大絶賛になるんだろう?とか思ったし‥‥

んーよくわからないけど、合わなかったんだろうな。

評価点:47点