『009 RE:CYBORG』を観ました。※ネタバレあり

[あらすじ]
2013年、ロンドンやベルリンなどで超高層ビルを狙った同時多発テロが発生する。その行方を世界中の人々が固唾(かたず)をのんで見守るものの、何の犯行声明も明らかにされない状態が続き次第に誰もがパニックに陥っていく。やがてこれまでも見事ベトナム戦争や東西冷戦などを解決してきたサイボーグ戦士9人が集結する。(yahoo映画より)

[感想]
009って詳しくはないんですけど、ある程度誰もが聞いた事があるレベルの作品ですね。
神山監督と言えば、『東のエデン』だなーっと複雑な心境の中、鑑賞。
※『東のエデン』って世界観だったり、雰囲気は好きなんですけど、総合するとうーんって感じなんですよね。

今回、神谷監督は(どこかの雑誌のインタビューで読んだけど)、「スローモーション」を駆使して表現しているよう。(作画大変だろうな‥‥)
アニメと言ったら、ヌルヌルとスムーズに、素早く、飛んだり跳ねたりと、アクションものとしては、そんなものが要求されますが、今回の「スローモーション」表現、結構成功していたと思います。
画としては、とても丁寧に作品が作られているなあと思いました。

しかしながら、肝心なストーリーと言うか演出がぼやけていたような気がしました。
とくに、話を牽引する”彼の声”が、最後はなんだかわかんねーけど、こんな感じじゃん!生きようぜ、この世界よ!的なのが、なんだかなーというか‥‥
いや、そこまでに至るストーリーが魅力的なら、そんな終わり方でもいいと思うんですよね。
特に、最初の009が記憶が戻るシーンに至るまでが、もう少し引き延ばせなかったかと。
3年間の積み重ねなんだから、もう少し引きずる形で終わらせてもよかったんじゃないかなー。女の子との別れをぐっと、やりすぎくらいにしてほしかったな‥‥
映画とは無関係だけど、あの手のものだと、「キングダムハーツ2」(ゲーム)のプロローグ部のロクサスとソラの関係が凄くうまかったと思う。
あそこ引き延ばすんらなら、007がやられるシーンはもう少し切っても良かった。(まあ、数十秒くらいですが‥)
※007のシーンは下手くそだなーと思いました。(殆ど覚えてないけど)

んーなんだかストーリーが突拍子もなくて、殆どついていけなかったなー。(置いていかれても悔しくない感じ)

評価点:39点