最近聴いた音楽 vol.1

タンブラーで音楽レビューしようと意気込んだものの、見事に三日坊主となり早一年。自分のなかで好きな趣味といえば、音楽が一番先に好きになったし、今でも一番好き。でも、聴いている音を言語化するってのがどうしても苦手で、感想すら書けない。ひとつのエントリーにひとつの作品の感想なんて、ホント、難しい。やっぱ、楽器できないし、音楽理論なんてわからないので、書いても音楽周りの情報で埋め尽くしちゃう。といっても、好きなからず書いていきたい気持ちがあるので、「vol.1」なんてタイトルをつけてみた。これなら継続するだろう…


◼IN DISGUST 『SAN JOSE OLDIES VOL.1』

USのブルータル・パワーヴァイオレンス バンドIN DISGUSTの廃盤EP/LPをかき集めた編集盤。さらにライヴ音源までブチ込んでくれている名盤。野獣のようなVoに、ドラムがぶっ壊れるのではないかと心配するような全力ブラスト。爆発的なスピードから繰り出される幾多の暴力に64曲聴きいってしまうだろう。
IN DISGUST廃盤が多く、なかなか聴けなかったのだけどtoosmell recordsに入荷して速攻購入した。非常に手に入りにくくなっているので、見つけたら即ゲトしましょう。

高垣彩陽Rebirth-day

昨年10月の『愛の陽』からおよそ9ヶ月ぶり、声優・高垣彩陽のシングル。15年7月から始まった『戦姫絶唱シンフォギアGX』のEDソング。前作『愛の陽』では持ち前の歌唱力でヘヴィメタル的なアプローチ、貫禄のある歌声を披露した。本人曰くアップテンポの曲は苦手らしいが、シンフォギア一期の『Meteor Light』、二期の『Next Destination』と回を重ね今回の『Rebirth-day』も攻撃的なサウンドだ。激しく、そしてどこか儚さを感じる素晴らしき。

◼DISROTTED 『self-titled』

シカゴのドゥーム/スラッジコアバンドDISROTTEDの2014年発表の12inch。CORRUPTEDユーザーにはハマるんじゃないだろうか、ひたすらドス黒い暗黒に包まれた42分。地獄の門番かのようなVoが、張り詰めた息苦しい緊張感を生む。
驚くべきことが、11月に来日が決定している。しかも、暗黒パワーヴァイオレンスのsu19bがサポートに入る。きっと全国の重金属ファンを賑わせるにちがいない。

◼FALSE LIGHT - Forced By Flame

US産グラインド/パワーヴァイオレンス・バンドFALSE LIGHTの2015年2nd7inchEP。ブチ切れで叩き込むブラストに、狂気を感じざるを得ないVo。圧巻の13曲。ひたすらやかましくて、ひたすらかっこいい。

Godspeed you black emperor 『Asunder, Sweet & Other Distres』

Asunder, Sweet & Other Distres

Asunder, Sweet & Other Distres

カナダのインストゥルメンタル/ポストロック・バンドGodspeed you black emperorの二年半ぶりの新譜。モノクロジャケットが非常に幻想的で美しいように、中身もどこか足元がおぼつかない、自分が幻の中にいるのではないかと錯覚するドローンが続いていく。暗黒をさまよい、ギターの表情豊かなノイズとストリングスの心地よい旋律に気付いたらグッスリと…。

◼STORM {O} 『sospesi nel vuoto bruceremo in un attimo e il cerchio』

イタリア産ダークハードコア・バンドSTORM{O} の2014年作。ダークといっても、コンヴァージ的なカオティックハードコアの血統を感じさせ、そこにブラッケンド/ネオクラストをぶち込んだサウンド。ハイテンションかつエモさを感じさせるVoに手数の多いドラミング。エモいハードコア好き物件。

WORLD END MAN / Blackest End

大阪のブルータル/ブラッケンド・ハードコアのWOLRD END MANの2015年3曲入りのデモCD。たかが、3曲といっても侮るなかれ、巨人大虐殺のKiyo、HOSTILE EYESのギターが参加する激重サウンド。バンド名通りこの世の終わりを見せてやろう!と気合の入ったブチ切れハードコアにデスメタルを混ぜ込んでブラッケンド・ハードコアに消化している。紛れもなく、ハードコア、そしてデスメタル

◼マリア×風鳴翼 『星天ギャラクシィクロス』(戦姫絶唱シンフォギアGXキャラクターソング1収録)

15年7月より放送中の『戦姫絶唱シンフォギアGX』のマリア(日笠陽子)×風鳴翼(水樹奈々)のキャラソン。声優界きっての歌い手二人による絶唱ソング。作曲はエレガの上松氏ともあり、まさに上松ソング。というか、イントロやメロディは水樹奈々のVIRGIN GODE(上松氏作曲)の使い回しのような気もしないでもないが、上松ソングだし、ライヴ感あって良いのかなと。