2015年音楽アルバムベスト10
毎年同じことをいっていますが、今年も早いものであと1週間程度で終わってしまいます。今年はG.I.S.Mのベスト盤や、GREENMACHiNEがリマスター再発そして、来年にはEP発売と、なかなか最後まで騒がしかったような気がしますね。私的には、今年はレコードが聴ける環境をやっと整えたので今まで持っていた音源もレコードで集めたり、さらに音楽に貪欲になっていると思った1年でした。さてさて、音楽ベストアルバムシーズンなので私的ベスト10を発表です。まあ、例によって新作はそこまで聴いていないので完全ミーハーな選出になっています。また来年もいい音楽に出会いたいものですね。
01.The Kill 『Kill Them . . . All』
02.Su19b 『The World Doomed To Violence』
03.Nepenthes 『scent』
04.COHOL 『裏現』
05.envy 『Atheist’s cornea』
06.THOUSAND EYES 『ENDLESS NIGHTMARE』
07.Totem Skin 『Weltschmerz』
08.MINDFUL OF PRIPYAT 『…AND DEEPER I DROWN IN DOOM』
09.EXORGRINDST『EXORTIC GRINDING HARD CORE』
10.LIGHTNING BOLT 『FANTASY EMPIRE』
ということで雑感です。
01.The Kill 『Kill Them . . . All』
オーストラリアのグラインドコアThe Killの2nd(になるかな?)アルバム。タイトルからして気合が入っているのですが、音源の方も負けず劣らずどころか振り切ってバカなグラインドかましています。どこまで壊れればここまでのテンションで演奏できるのか理解もできませんが、まさに「全員ぶっ殺す!」なアルバム。こちらはbandcampで購入。CDも輸入すれば買えるのかな。レコード盤出して欲しい。またThe Killでいえば1st?の『Make 'Em Suffer』もどえらい傑作なのでオススメ。
02.Su19b 『The World Doomed To Violence』
暗黒パワーヴァイオレンス/スラッジで闇の世界に引きずりこむベテランバンドの記念すべき1stアルバム。ひたすら暗黒に対する苦悩を表現するスラッジパートに、突如猛獣のように暴れるファストパートで構成される。今年から音源を聴くようになって先日のオブシンで初めてライヴを拝見したのですが、これほど「世界観」を作り上げるバンドもなかなかいないと思う。それとCD盤を買ったのですが、レコード盤とアレンジが違うらしく危うくポチりそうになっています。今年出したアメリカのドゥームスラッジバンドDisrottedと出したスプリット盤も超強力。
03.Nepenthes 『scent』
元CHURCH OF MISERYも在籍する日本のヘヴィロックバンドの1stアルバム。ドゥームロックやストーナーとも言えなくもないのだが、一番的確な言葉がヘヴィロックなのではないだろうか。2年前くらいに初めてライヴを見たときのアツいパフォーマンスで魅了されてしまって、それから何度か見ているのだけど、そのライヴの熱量が余すことなくCDにパッケージされていると思う。酒飲んでヘベレケで聴きたい名盤。
04.COHOL 『裏現』
日本のブラックメタルバンドの2ndアルバム。Osmoseから発売された実力は本物だ。1stアルバムやheaven in her armsと出したスプリット盤には激情ハードコア色があったが、今作はかなりブラックメタル色が強い。しかしながら、ライヴでのギターITARU氏のMCはものすごく熱かったりしてこの差がまた面白い。セットも凝っているしライヴも素晴らしいし、今後も追いかけていきたいバンド。
05.envy 『Atheist’s cornea』
ポストロック〜激情ハードコア envyの6th。envyのハードコアな面と近年のポストロック雰囲気が絶妙なバランスで保たれていて、ここ最近では一番いいんじゃないかな。今年のleave them all behindで久々にライヴを見たのだけど、もうね、もうほんと、美しい。。言葉にならない、素晴らしい音楽してたよ。
06.THOUSAND EYES 『ENDLESS NIGHTMARE』
東京のメロディックデスメタルの2ndアルバム。1stアルバムの『Bloody Empir』もそりゃどえらい傑作だったのだけど、今作も負けず劣らずメロディと熱苦しいボーカルが見事に融合している。早くライヴ見たいんですが、なかなかタイミング合わず…
07.Totem Skin 『Weltschmerz』
スウェーデンのダークコアTotem Skinの2ndアルバム。ブラックメタル好きにもいけるんじゃないかな?と思えるくらいドス黒いエナジーで構築されている。非常にソリッドがある音でブラストビートで突っ込んだと思えば、手数の多いオカズで真っ先に昇天。そしてクラストよろしくなDビートでガンガン攻めてくる。1stも良かったけど、2ndの方が好みかも。
08.MINDFUL OF PRIPYAT 『…AND DEEPER I DROWN IN DOOM』
イタリアの男女混合グラインドコアの1stアルバム。The Killは物凄いグラインド中のグラインドな音でしたが、こちらはグラインドにゴアっぽさも入ったりしてグルーヴ感あってまたそれがいい。イタリアだけあってCRIPPLE BASTARDS的なイタリア訛りがまた心地よく、今後も音源買っていきたいバンドですね。
09.EXORGRINDST『EXORTIC GRINDING HARD CORE』
日本は仙台のハードコアグラインド〜スラッシュクロスオーバーバンドの記念すべき1st。グラインドコアというよりも、スラッシーなリフが主張していてそこにハードコアなボーカルが被さってくる。そういった意味ではグラインドコアよりもS.O.B的なスタイルなのかな。グラインドコア好きよりもハードコア〜スラッシュ好きにオススメなのでは。素晴らしいアルバムでした。
10.LIGHTNING BOLT 『FANTASY EMPIRE』
アメリカのノイズ/オルタナティヴ・ロックデュオの6th。低音ノイズが心地よく、リズムもくせになる。大変気持ちのいいサウンドです。メタルーハードコア畑以外の方にも勧められるかと。
◼選外で好きな盤
・DEAF HEAVEN 『NEWBERMUDA』
・NOISEM 『BLOSSOMING DECAY』
・SUMAC『THE DEAL』
・Deathcode Society 『Eschantonizer』
・wombscape 『新世界標本』
・BIRUSHANAH 『魔境』
・高垣彩陽『individual』
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