真実を知った者の「正義」–『サイコパス 2』1話を見た。

サイコパス2』かなり面白かった!1話は1期で真実を知った者の「正義」の話。

サイコパス」はシビュラシステムで個人の犯罪係数を把握し未然に犯罪を防ぐ世界になっています。1期では、そのトリックを主人公の朱が知り、シビュラシステムの真実を明るみにすることが出来たにも関わらず、現状維持を選択しました。ここで、その選択の議論しても難しいですよね。彼女の選択は正解でもないし、不正解でもないから。


そして数年後の「サイコパス2」の世界では、1期の事件から元に戻った世界としてスタートし、新たな事件が発生します。




脚本家は『残響のテロル』でも担当した熊谷純さんともあり、テロ事件っぽいスタートでしたね。

1話は「真実」を知った者がその世界で己の「正義」を果たそうとする話だと思う。朱は「シビュラシステム」の正体を知っても尚、現状を維持することを選択した。恐らく彼女もそれが正解か不正解かなんてわからない。ただ、自分が選択した世界で自分の「正義」を守るだけ。
だから彼女は、少なくてもギリギリまで説得してシビュラシステムで「死ななくていい」犯罪係数まで下げることを選択した。こうやって、彼女が選択したこの世界で生きながらも、世界に抗うことを表明している。


彼女が選択した世界で、世界に抗うこと。己の「正義」を果たすこと。さてさて、新たな敵もラストに出てきましたし、2期はかなり面白くなるんじゃないかと、そんな予感で終わります。以上